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 ■━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━■
     KKS Mail News Vol.623 2012/02/23 今週木曜発行
     新聞本紙情報も掲載 → http://www.kknews.co.jp/
     毎日ニュース更新中 → http://www.kknews.co.jp/wb/
    書籍blogも更新中 → http://www.kknews.co.jp/htdocs/
  携帯でチェック!! http://www.kknews.co.jp/wb/mobileaccess.php
 ■━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━■

 たまには、ウェブにあった記事でも話題にしてみますか。
 これ、結構面白いんですよ。他の媒体さんの記事ですけど。
 
 その常識は間違い? 効果的な学習法
 http://wired.jp/2012/02/17/everything-about-learning/

 リンク先を読むのが面倒な人のためにざっくりと。

 授業を聞きながらノートを取るのはよくない。
 授業は聞くだけにして、授業が終わったら思い出しながらノートを書け。

 そんな事を言ってます。
 つまり、学校で一番当たり前、かつ推奨されるであろう態度が、
 脳の機能から考えてみると、間違いなのである、と(続く)
 
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 ◆今週のcontentsは−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 |・今週のKKSブログ人気記事ベスト5
 |・Pick it up!!  平日子どもと過ごせる時間は2時間〜3時間未満が最多
 |・今週のニュース
 |・メルマガ編集日記 「固めると、流れる」
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−です◆
 
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          今週のKKSブログ人気記事ベスト5
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 1:15年間の学習費総額は公立約504万円、私立約1,702万円〜文科省
  http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/155041702.html

 2:喫煙人口は減少傾向、朝食欠食率は若い女性で増加 国民健康・栄養調査
  http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5558.html

 3:英語を「書くこと」に関する調査を実施〜国立教育政策研究所
  http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5554.html

 4:図解で考える方法 魚骨図
  http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2006/06/post_364.html

 5:待機児童数は減るも、子どもの預け先が決まらず再就職断念は5割超え
  http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5550.html

 ▲…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
  Pick it up 平日子どもと過ごせる時間は2時間〜3時間未満が最多
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 株式会社ロジクールと株式会社アイシェアにより、平日の家族コミュニケー
 ションに関する意識調査がおこなわれました。回答者は20代〜40代、
 既婚で小学校低学年以下の子どもがおり、配偶者・子どもと同居中の有職者
 683名です。

 平日に配偶者と一緒に過ごせる平均時間を尋ねたところ、最も多かったのは
 「2時間〜3時間未満(23.7%)」。これを含めた『3時間未満』の合計
 は49.6%と半数近くとなりました。
 
 
 詳しくはこちら↓
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5581.html
 
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            今週のニュース 
 ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
 
 【教材】
 子どもの好奇心に応える〜おもしろくてためになる「小学館の学習ムック」
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5570.html
 
 クリアボディでメカニズムが見える!「OLNO」に4色のクリアカラー新登場
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/olno4.html
 
 油性ボールペン「ジェットストリーム」のカラー展開〜三菱鉛筆
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5579.html
 
 
 【教育よもやま話】
 新しい形の資料、「生徒指導リーフ」シリーズを発行〜国立教育政策研究所
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5572.html
 
 平成25年 (2013) 暦要項を公表、部分月食や日食の情報も
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5574.html
 
 さまざまな観点から評価した『新卒就職人気企業ランキング』
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5575.html
 
 音楽や図工好きは学年があがるごとに減少、取り組み方が悩みどころ
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5576.html
 
 “東の空に輝くリング”5月21日金環日食 安全に日食を観察しよう
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/521_2.html
 
 「学校を応援する人のための『学校がよくわかる本』」(3部作)発売
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5580.html
 
 新学習指導要領の導入で、児童たちの学力格差が拡大したと回答 教員調査
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5582.html
 
 アートの力で心を癒す
 http://www.kknews.co.jp/kenko/kodomokokoro/2012/0220_2a.html
 
 台湾観光貢献賞を授与 台湾政府より埼玉県立志木高等学校へ
 http://www.kknews.co.jp/ryokou/2012/0220_6a.html
 
 魚の食べ方と箸使いを学ぶ 食事のマナー「和食」編
 http://www.kknews.co.jp/kenko/2012/0220_4a.html
 
 「くすり」を楽しく学べる施設がくすりの街 東京・日本橋にオープン
 http://www.kknews.co.jp/kenko/2012/0220_3b.html
 
 「薬物を知ってください 薬物ドキュメンタリーDVD」のキャンペーン
 http://www.kknews.co.jp/
 
 60年後の自分の健康を想像せよ 日本歯科医師会 シンポジウムを開催
 http://www.kknews.co.jp/kenko/2012/0220_1a.html
 
 大量の視覚情報を賢く選別し脳に伝える仕組みを解明〜生理学研究所
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5585.html
 
 高校生と保護者の意識調査 将来就きたい職業は断然トップで『公務員』
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5586.html
 
 女子高生、iPhoneを持ってみたい85.0%、アンドロイドは29.6%
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/iphone_8.html
 
 
 【行政】
 文部科学省のホームページで、「中高一貫教育」についてのQ&A公表
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5571.html
 
 平成23年度「学校基本調査(確定値)」の公表〜文部科学省
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5573.html
 
 平成22年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5577.html
 
 就職支援の強化、震災での被災者支援の宿泊施設の無償提供延長も〜文科省
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5578.html
 
 
 【ICT】
 障害児の公平、公正な入学試験実施を支援するソフト『Lime』
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/lime_1.html
 
 スマートフォンを使用する子どもを保護するために〜ノートン オンライン
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5584.html
 
 
 【イベント】
 ホスピタリティとフードサービス アジア最大の展示会開催
 http://www.kknews.co.jp/kenko/2012/0220_1b.html
 
 日本の大学は対外的に魅力を持ち続けられるか?国際シンポジウム開催
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/post_5583.html
 
 東京理科大の近代科学資料館特別展示「日食展―5.21奇跡の天文現象」
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/02/521_3.html
 
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        メルマガ編集日記 〜 固めると、流れる
 ━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
 
 常識的な勉強法の主張は

 「勉強は、ひとまとまりをしっかりマスターしてから次に進むべき」
 「忘れないように、定期的にこまめに復習するべき」

 といったものです。しかし、いや、そうではないぞ、と。

 「勉強は、関連ジャンルを同時進行し、少しずつ細切れに行うべき」
 「ほぼ忘れかけている頃に、頑張って思い出しながら復習するべき」

 のが、学習と忘却の原則からすると正しいぞ、と。

 そんな話をするのは、カリフォルニア大学ロサンジェルス校
 いわゆるUCLAの学習・忘却研究所のトップであるロバート・ビョークさん。

 大胆なように聞こえますが、補足で説明を聞くと納得もできる話です。


 ■「勉強は、関連ジャンルを同時進行し、少しずつ細切れに行うべき」
 これは、知識は関連付けられたほうが定着する、という事です。
 例えば、司法試験を受けるために勉強するとします。民法は民法として、
 脇目もふらず1年間かけて勉強するより、刑法や憲法を同時に勉強する。
 そうして、刑法との発想の違いや、憲法の理念との関連を気づきながら、
 腑に落としていったほうが、覚えやすいよ、という話。


 ■「ほぼ忘れかけている頃に、頑張って思い出しながら復習するべき」
 これが、人間の記憶のシステムを利用した方法。人間の記憶は三段階。
 記銘・保持・再生の段階があります。それぞれ、もう少し平たく言うと、
 覚える・覚え続ける・取り出す、みたいな。この内、再生ができなくなる
 状態のことを忘却と呼びます。忘却しないためにはどうすればいいのか。
 記憶した内容を取り出すための道を、太めに作ってやればいい。

 記憶した中身を取り出すこの道。記憶している中身を通せば通すほど、
 どんどん太くなっていくのですが(復習するほど、思い出しやすくなる)、
 記憶内容を通過させる際に、より道を太く出来る(=一回あたりの復習で、
 より忘れにくくする)方法があるようなのです。

 それが、忘れるか 忘れないか、ぎりぎりの所で思い出す、という方法。
 つまり、頑張って思い出したことほど、次の機会にはより再生しやすく
 なるらしいんですよね。

 「授業は聞くだけにして、授業が終わったら思い出しながらノートを書け」
 というのはそういうこと。黒板を見てすぐに書く。話を聞いてすぐに書く。
 忘れる間も無いうちに、記憶した内容を再生してしまっている。
 これでは、ほとんど道が太くならない。それよりも、授業が終わった後で、
 一所懸命に唸りながら書いたほうが、ずっと道は太くなる、という話。

 この、脳科学をベースにした学習理論を展開するビョークさんは言います。

 「学習とは自分の記憶のなかに何かを構築していくことであり、
  忘却はその築いたものを失うことだと考えがちだ。
  しかし、ある面から見ると、その反対が正しい」

 先程、忘却というのは「再生ができなくなる状態」だと書きました。
 鋭い方は、ここで突っ込みを入れるかもしれない。
 
 じゃあ、記銘と保持ができなくなることは無いのか。

 無いです。

 正確には、無いと考える人たちが居ます。この人達は、こう考えます。
 脳の異常(萎縮や損傷)によって、健忘にでもならない限り、
 人間の脳は、生まれてからこのかた、学習したことは全て覚えている。
 ただ、上手く再生ができないだけなのだ、と。

 この立場に立つと、ビョークさんの発言の意味もわかります。
 つまり、忘却というのは、自分の再生する内容を体系化することなのです。
 全てを覚えてしまう脳みそが、全てを思い出せてしまうようになったら、
 脳の神経回路が伝達できる情報量の限界を超えてしまうかもしれない。
 これは危険です。

 だからこそ、忘却がある。
 脳が、大切な内容だけを流せる水路を構築し、固めてくれることで、
 記憶の洪水は防がれ、安定した量の記憶再生ができるようになる。

 人体には、まだわからない事がたくさんある。
 特に脳と筋肉の研究は、今年の正解が、来年に書き換えられる。
 そんな世界なのだそうです。ということで、ビョークさんの主張も
 来年には間違った知識として分類されるかもしれませんけれど、
 何かと興味深い話ではありますね。

 でも、どんな学習理論でも間違いなく同じなのは
 「ちゃんと復習しろ」
 ということ。ドラえもんが暗記パンを持ってきてくれるまで、
 唸りながら覚えるというプロセスは省略できそうにない(榊原) 
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