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 ■━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━■
     KKS Mail News Vol.581 2011/04/23 今週土曜発行
     新聞本紙情報も掲載 → http://www.kknews.co.jp/
     毎日ニュース更新中 → http://www.kknews.co.jp/wb/
    書籍blogも更新中 → http://www.kknews.co.jp/htdocs/
  携帯でチェック!! http://www.kknews.co.jp/wb/mobileaccess.php
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 仙台に来ています。

 「わー、津波が来たー。にげろー」
 「わー、のーまーれーたー。ごぼごぼごぼ」

 避難所の子どもたちがやっている、鬼ごっこをもじった遊び。
 すごいですね。子どもって(続く)
 
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 ◆今週のcontentsは−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 |・今週のKKSブログ人気記事ベスト5
 |・Pick it up!!  教育分野でのICT環境の構築、活用のガイドラインを公表
 |・今週のニュース
 |・メルマガ編集日記 「ないの存在」
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−です◆
 
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          今週のKKSブログ人気記事ベスト5
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 1:Webサイト「東北地方太平洋沖地震 子どもの学び支援ポータルサイト」
  http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4772.html

 2:若者の意識に関する調査(高等学校中途退学者の意識に関する調査)報告書
  http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4774.html

 3:文部科学省より「新学習指導要領スタートパック」の発送について
  http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4787.html

 4:図解で考える方法 魚骨図
  http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2006/06/post_364.html

 5:災害時、避難所となった学校では何が必要か 国立教育政策研究所の研
  http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/03/post_4730.html

 ▲…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
  Pick it up 教育分野でのICT環境の構築、活用のガイドラインを公表
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 総務省により、「教育分野におけるICT利活用推進のための情報通信技術面に
 関する ガイドライン(手引書)2011」が公表されています。

 このガイドラインは、教育分野におけるICT環境の構築やICTを利活用する際
 の情報通信技術面に関わるポイントや留意点について、学校・教育委員会な
 ど教育関係者が具体的な取り組みの参考とするために策定されました。
 
 
 詳しくはこちら↓
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/ict_25.html
 
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            今週のニュース 
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 【教育よもやま話】
 学校を「木」でリフォーム 木製学校用間仕切「SAW105A」新発売
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/saw105a.html
 
 マクロミルが行った就活生300人に対しての就職活動における実態調査
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4799.html
 
 地震後も、家族と「万一の時の連絡方法」決めず〜アイシェア
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4803.html
 
 
 【行政】
 「ノー電子メディアデー」にチャレンジした家族 8割が「よかった」と思う
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/8_5.html
 
 教育分野でのICT環境の構築、活用のガイドラインを公表〜総務省
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/ict_25.html
 
 家族と食卓を囲む人は「一緒に食事をする」ことのメリットを感じている
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4796.html
 
 徳島県で環境学習情報調査収集発信事業業務委託業者を募集
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4798.html
 
 学校での生徒指導や家庭教育のための取組における連携の強化
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4797.html
 
 青少年への有害情報、各種サイトや携帯電話〜モニター調査
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4800.html
 
 新学習指導要領に基づく『小学校理科の観察、実験の手引き』〜文科省
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4801.html
 
 幼児期に体力向上の基礎を培うための実践活動のあり方〜文部科学省
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4805.html
 
 
 【ICT】
 マクロミルが、2012年度新卒採用を目的とするFacebookページを開設
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4793.html
 
 教育活動の復興支援「みんなでつくる被災地学校運営支援サイト」公開
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4802.html
 
 教育クラウドで子どもとのふれあい時間増?熊本県益城町の校務支援システム
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4806.html
 
 iPhone対応辞書アプリ「DicWalker」期間限定で600円引き
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/iphonedicwalker.html
 
 電子黒板「ミミオ」のニューウェル・ラバーメイド・ジャパンが合併
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4809.html
 
 
 【イベント】
 若手演奏家が演奏を披露
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4794.html
 
 理科・実験教室への参加者募集
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4795.html
 
 5月28日、29日 空手選手権(大阪)招待券
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4804.html
 
 「キッズ食育体験フェスティバル」をチャリティイベントに
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4808.html
 
 
 【震災関連】
 全国大学生協連が組合員にお見舞い金を支給
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4807.html
 
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          メルマガ編集日記 〜 ないの存在
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 東北は、一様に被災地域だけれど、
 津波の到達した地域と、そうでない地域との差が激しい。
 電気/ガス/水道が来ていて、今までどおりの生活ができる地域の徒歩5分先に、
 瓦礫とヘドロと砂と悪臭にまみれた地域がある。

 「瓦礫を1日中見てたらさ、疲れちゃったんだよね。頭がガンガンしてくる」

 ベルギーで「ACT FOR JAPAN.BE」というサイトをいち早く立ち上げて、
 日本への義援金・支援金活動をしているダンサー・振付師の日玉浩史さん。
 暗めのバーの中で、彼の表情はよく分からない。
 その輪郭だけが、外からの明かりで際立っている。

 「俺考えてみたの。うーん、て。で、結論が出た。それはね。例えばだけど」

 彼の指が、目の前の花瓶に活けられている花の茎をなぞっていく。

 「この茎。茎の先。枝分かれした茎の先っちょのほう。切れてるじゃん?」

 小さな黄色い花びらが広がるようにして連なっているその枝の一部は、
 目立たないように鋭い刃物で枝先が落とされ、形がととのえられている。

 「この落とされた枝の先って、想像できるよね。どういう風に伸びてたのか、
  なんとなくなんだけど、わかる。頭が、その先を補正してくれてるから。
  その補正をね。瓦礫を見てると、無意識にずっとやってるんだな、って」

 地震や津波でどれだけ壊されていても、人の生活や、
 その町の形や、その地域の跡は、残骸の中に確実に残っている。
 瓦礫を見ているだけで、その残るものをキャッチして、
 在りし日の形を無意識に再構築していく作業が頭の中で行われている。
 一日もすると、頭が疲れて仕方がない、と。アーティストらしい感性。

 「でも」

 彼は言うのです。

 「住んでる人は一日どころじゃないんだよな。心身共に疲れるって。
  彼らは、3.11前の街並み知ってるんだもん。
  倒れちゃった自分の家の本当の姿を知ってるんだもん。
  死んじゃった人たちの笑い声とか知ってるんだもん。
  俺だったら1週間持たない。持たないね」
 
 僕は、幻肢痛という言葉を思い出します。
 手術で四肢を取り去った人に起こる、精神的なものとされる病。
 すでに存在していないはずの部位が、どうしようもなく痛む。
 ときに耐えられないほどの激痛が、空虚な四肢に拡がっていく。
 叫ぶ。わめく。でも、ない。ないのに痛む。
 ないから、効果的に治療できる方法はない。ないから、

 『わからない』

 色々な人に会って、話の端々で聞いた言葉。
 わからない。どうしたらいいのか、わからない、と。
 避難所に行く。何ができるんだ、と聞かれる。わからない、と言う。
 逆に何をしてほしいのか教えてほしい、と聞く。わからない、と言われる。
 言ってくれれば、任せられるのに。
 言ってくれれば、できるのに。

 『わからない』

 でも・・・きっと、それでいいのです。
 僕らは、わからないことと向き合っていかなくてはならない。
 銀の弾丸は、きっとない。この先も、ずっと見つからない。
 あるのは、地道を重ねる意思と、時間が重なる自然と、その堆積です。
 だって、今ぽっかりと在るのは「ない」ことなのだから。

 「この花ね」

 髪の毛を短く切って、眼鏡をかけたバーのマダムが、
 枝にすずなっている黄色い花たちを触りながら、口をはさむ。

 「サンシュユって言うんですよ」

 「わー、津波が来たー。にげろー」
 「わー、のーまーれーたー。ごぼごぼごぼ」

 すごいですね。子どもって。ないものを、一瞬に生み出していく。

 「花ことばは、持続とか、耐久とか」
 
 でも、大人は、積み重ねていける。
 暗めのバーの中で、彼女の表情はよく分からない。
 彼女の声は、少し、笑っていたような気がします(榊原)
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