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 ■━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━■
     KKS Mail News Vol.583 2011/05/13 今週金曜発行
     新聞本紙情報も掲載 → http://www.kknews.co.jp/
     毎日ニュース更新中 → http://www.kknews.co.jp/wb/
    書籍blogも更新中 → http://www.kknews.co.jp/htdocs/
  携帯でチェック!! http://www.kknews.co.jp/wb/mobileaccess.php
 ■━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━■

 地方で現代アートの展覧会をプロデュースしている人の話を聞きました。

 『現代アートの特徴は、アートが単体で成り立つという考えを捨てたこと。
  観客との対話やコミュニケーションにアートが成り立つことを求める』

 うーん。知らないジャンルの人と話をすると、いつでも勉強になる(続く)
 
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 

 ◆今週のcontentsは−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 |・今週のKKSブログ人気記事ベスト5
 |・Pick it up!!  小学校での外国語活動完全実施を前に学校等の現状は
 |・今週のニュース
 |・メルマガ編集日記 「世界最強の現代アート」
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−です◆
 
 ・ …゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜
 ■「教育家庭新聞 教育マルチメディア号」 5月9日号 発行しました!
 1面PDFはこちら→→→ http://www.kknews.co.jp/mihon.html
 2面 地域・学校の復興をICTで支援する
 3面 平成23年度 各自治体教育施策
 4面 韓国の英語教育  全英連企画で教育視察
 5面 協働教育ガイドライン/スーパーサイエンスハイスクール
 6面 デジタル教科書教材協議会/全国大会・研究会情報
 7面 大学教育改革/留学生交流総合推進会議
 ・ …゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜…゜
 
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          今週のKKSブログ人気記事ベスト5
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 1:教育活動の復興支援「みんなでつくる被災地学校運営支援サイト」公開
  http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4802.html

 2:「がんばれ子どもたち!みんなで応援します!!」〜厚生労働省
  http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4826.html

 3:被災した子どもたちを学校に通わせるために 文部科学省のQ&A集改訂
  http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/qa_3.html

 4:図解で考える方法 魚骨図
  http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2006/06/post_364.html

 5:教育分野でのICT環境の構築、活用のガイドラインを公表〜総務省
  http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/ict_25.html

 ▲…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
  Pick it up 小学校での外国語活動完全実施を前に学校等の現状は
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 今年4月より小学校での外国語活動が完全実施となりました。これについて、
 財団法人日本英語検定協会では、全国の公立小学校、全国の都道府県及び
 市町村の教育委員会を対象に『小学校の外国語活動に関する現状調査』を
 実施し、その結果を取りまとめました。

 これによると、5、6年生の約8割がすでに「年間23?35時間」の外国語活動を
 実施していることが分かりました。これは2007年度におこなわれた前回調査
 の結果と比較してみると大幅に増加しており、完全実施を前にした移行期間
 を経て、活動時間を増加している傾向にあるようです。
 
 
 詳しくはこちら↓
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/post_4849.html
 
 ★…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
            今週のニュース 
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 【教材】
 指導者にもうれしい特典いっぱい 『楽しくはじめる児童英検ゴールド』
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/post_4839.html
 
 シールをタッチするだけで簡単に録音・再生ができる録再型音声ペン発売
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/post_4845.html
 
 
 【教育よもやま話】
 部活動に熱心な子どもに保護者は満足〜ベネッセコーポレーション
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4830.html
 
 いつまで我が子と旅行したいですか?「いつまでも」がトップ
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4832.html
 
 生活や家計の満足度がここ5年で低下、現在の日本に不安を感じる人は93%
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4836.html
 
 4月23日〜5月12日は、「こどもの読書週間」です
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/post_4837.html
 
 携帯小説を読んだ経験の割合は若い女性が高い傾向〜ネットエイジア
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/post_4838.html
 
 7割の保護者が1年かけてつくったクラスは「良いクラス」と回答
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/71_4.html
 
 プロも愛用する最上級グラブがジュニアにも「グローバルエリートRG」発売
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/rg.html
 
 学校安全、食の安全に関する書籍を発行〜日本スポーツ振興センター
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/post_4843.html
 
 子どもの進路 「夫婦で相談」が7割、ママ主導は17%、パパ主導は5%
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/post_4847.html
 
 土星の環を飾る「プロペラ」の謎を解明 国立天文台
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/post_4853.html
 
 
 【行政】
 幼児教育と小学校教育をスムーズにつなげるために 取組などのポイント
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4829.html
 
 平成23年度「動物愛護週間ポスターのデザイン絵画コンクール」の実施
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4831.html
 
 米・独における青少年のインターネット環境整備状況等調査報告書
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4835.html
 
 環境省が「平成22年度カーボン・オフセット白書」を作成
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/22_11.html
 
 文部科学省のホームページで「国際交流政策懇談会最終報告書」公開
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/post_4841.html
 
 平成23年「宇宙の日」全国小・中学生作文絵画コンテストでの作品募集
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/post_4842.html
 
 健康的な学習環境を確保するために〜有害な物質の室内濃度低減に向けて
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/post_4846.html
 
 「教育の情報化ビジョン」文部科学省ホームページで公表されています
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/post_4848.html
 
 わが家の生活習慣は何点かな?子どもと一緒にやってみよう「親子ドリル」
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/post_4851.html
 
 文部科学省から東日本大震災によって被災された学生さん達への支援の案内
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/post_4852.html
 
 
 【ICT】
 良質なコンテンツが盛りだくさん!子どもと保護者のためのアプリ提供開始
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4828.html
 
 地域の教育機関をグループウェアでつなぐ ジャストコンパス 地域ネット
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4834.html
 
 スマートフォン用TOEIC対策アプリ新発売 旺文社より
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/toice.html
 
 ケーブルすっきり、操作もらくらく プロジェクターが使いやすくなる!
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/post_4840.html
 
 インターネット上の児童ポルノ・ブロッキングを開始 KDDI、沖縄セルラー
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/kddi_3.html
 
 TOEIC対策英単語 ターゲット3000がi phone用アプリで新発売
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/i_h.html
 
 被災地の大学に向けeラーニングによる講義、大学の単位認定の支援も
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/e_10.html
 
 人気番組「えいごであそぼ」から幼児向けiPadアプリを配信〜旺文社
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/ipad_6.html
 
 目黒区で教育用コンピューターシステム構築業者選定
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/post_4850.html
 
 
 【イベント】
 ティラノサウルスの立ち上がる姿勢とトリケラトプスの復元を世界初公開
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/04/post_4833.html
 
 『100年ぶりに発見!ヒメモヅルの新種』開催中〜国立科学博物館
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/100_4.html
 
 東京都 体験型イベント「地球の科学実験ショー」開催〜虹の下水道館
 http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/05/post_4844.html
 
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       メルマガ編集日記 〜 世界最強の現代アート
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 たしかに現代アートは、そういう方向に進んでいるように見えます。
 近代アートに多く見られる、絵画や彫像のように

 「アート:見られる←観客:見る」

 という構造のアートは、現代ではかなり減ってきている。

 現代アートに多く見られるインスタレーションと呼ばれる立体造形は、
 何かのメカニズムを使って変化を見せることが多い。しかもそれらの変化は
 観客が積極的に・消極的に関わることで、異なる変化をしていったり、
 新しい意味を付与されたりします。

 インスタレーションを見たことのない人のために、簡単な解説。
 典型的なインスタレーションは、例えばこんな感じ。

 観客が、デジタル音の共鳴する部屋の中に入る。
 部屋の中にはセンサーが大量に設置してあり、
 観客の居る位置によって、部屋の中に共鳴する音がなめらかに
 場合によってはかなり激しく変化していくようになっている。
 観客によって部屋の中での動きは異なるので、
 この部屋に流れる音は、入っていく観客ごとに異なる。
 つまり、このインスタレーションから受ける体験・印象は、
 全く同じものが存在せず、その観客だけの唯一無二のものである。

 以上、簡単解説終わり。話を元に戻すと、現代アートというのは、

 「アート(インスタレーション:存在する←→観客:関わる)」

 うまく表現できているかどうかわかりませんが、こんな感じ。
 アートというのは()の中の活動そのものを指す、みたいな。
 立体造形物であるインスタレーションそのものは、媒介に過ぎず、
 その媒介を通じて、そこに発生する事態がアートですよ。という事ですね。
 
 『さらに突き進めていって、活動を通じ、観客をどのように
  構成するかというところにアートを求めようとしているのが、今です』

 …うん…そうだよね。頭のいい人の考えることって、良く分からないよね。

 話を聞いていても、得心まで行かなかったのですが、たぶんこんな感じ。

 アートそのものは、その構想を練るところからスタートしている。
 その構想を明らかにしていきながら、面白いと思ってくれる人を
 周りに集めていく。それを通じて、実現していくために必要となる
 物や資金などを集めていく。

 その過程を通じて、潜在的な観客たちにアートの話題は届いていく。
 それはマスコミに取り上げられるものではないかもしれないけれども、
 尖った企画を進めるうちに、ある特定層には確実に届いていく。

 その結果、上の現代アート図式の中の「観客:関わる」のところに
 参加してくれる「観客」集団は、ある特定層内の人々で構成されていく。
 それは狭いが、代わりに、大きなインパクトをその層に与える事になる。
 それは、小さいものの、現在ある社会をずどんと貫く風穴となっていく。
 
 こういう一連の活動そのものがアートなんだと。

 …うん、やっぱりよく分かんない。
 僕にとって一番謎なところは、

 「これってビジネス活動と何が違うの?」

 ということです。
 成果物が金銭なのか、そうじゃないかという違いはあるにせよ、
 この活動の流れって、中小企業の活動とほとんど変わらないですよね。

 アートがビジネス活動に近づいたのか、
 ビジネス活動そのもがそもそもアートなのか。

 そもそも僕は無骨な人なので、アートの思想はよく分からない。
 でも、これはアートだよなあ、と叩きのめされた体験はあります。

 瀬戸内に直島町というところがあります。
 かつては銅の精錬所が置かれて栄えた、島々からなる町。
 高度成長期後に銅の精錬が廃れ、高齢化・過疎化が進む一方でしたが、
 現在は現代アートが島中に点在する形で置かれ、観光地化されています。
 現代アートに興味関心のある人には、世界的にも有名な場所の一つです。

 その点在している現代アートインスタレーション群の一部に、
 地域のおばあちゃんが、アートの解説員として、日がな滞在している。
 アートを見に来るお客さんを捕まえて、語りを入れるのが彼女の仕事。
 彼女の特徴は、そこにあるアートの解説を全くしない、ということ。

 彼女が話をするのは、自分が小さかった頃の話。
 直島の、緑に満ちた山々の姿。工場が盛んで、活気のある大人たち。
 海の青さ、空の高さ。朝から晩まで裸足で走り回った、その足裏の感覚。
 みんなと精錬所に忍び込んで悪さをした。懐かしげに、すこし自慢気に、
 少女の素直さと、老婆の戒慎をもって、彼女は僕に伝えてくれる。
 それらは、音楽のような滑らかさで彼女の口から溢れ出てくるけれど、
 あまりにも訛っていて、僕には半分くらいしか分からない。

 そんな時間が、30分くらい経ちました。
 次のお客さんが来て、僕は彼女から開放される。
 新しいお客さんと彼女を背にして、その場から立ち去ろうとする僕に、
 彼女のちょっとせかせかした、朴訥とした声が届く。

 「あ。あたし、この作品の解説せんかったけど、聞く?」

 吹くなって方が無理だ。
 僕は大笑いをし、彼女も笑いました。
 彼女の歯は、半分くらいしかありませんでした。
 くしゃくしゃで、とてもいい笑顔でした。
 新しいお客さんはぽかんとした、少し不審げな顔で見ていました。
 心配しなくていいよ。きっと君も楽しいよ。

 彼女が、あの場でやっていることの一連をアートと呼ばないのであれば、
 この世界に現代アートと呼んでいいものは、ひとつもありません。たぶん。

 「…今の子は、裸足で走りまわらんからいかんよねえ」

 彼女は、緑に満ちて、海が青く、空の高い世界の中心で、
 今日も元気に、日がな現代アートを実践していることでしょう。
 そうあれかし、と世界の端っこで望んでいる僕なのです(榊原)
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