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発行日:xxxx年xx月xx日 |
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KKS Mail News Vol.595 2011/08/03 毎週水曜発行
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近頃、超絶忙しいのです。
「忙しいという字はね。心が亡くなると書くんだよ。
できるだけ使わないようにしようね」
ああ、小学校5、6年の時の担任の遠山先生すいません。
僕は、あれから25年経っても、先生の教えが守れません。
というか、日々守れないように成っていってる気がします。
大人になるとは、果たして本当に成長するということなのだろうか。
近頃の僕はよく解らなくなってきました。
でも、人生ってうまくしたものですよね。
解らなくなってきた代わりに、判ってきたこともあるのです(続く)
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◆今週のcontentsは−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
|・今週のKKSブログ人気記事ベスト5
|・Pick it up!! 平成22年度「学校教員統計調査中間報告」が公開
|・今週のニュース
|・メルマガ編集日記 「こころをのこす」
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今週のKKSブログ人気記事ベスト5
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1:93.6%の学校が「デジタル教材・コンテンツ充実の必要性」感じている
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/07/post_5037.html
2:子どもの夏休みの予定は?『夏休みについての調査』〜ネットマイル
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/07/post_5089.html
3:入試へのTOEFL採用など、英語力向上に必要な提言を発表〜文科省
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/07/post_5037.html
4:図解で考える方法 魚骨図
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2006/06/post_364.html
5:子ども虐待による死亡事例や相談対応件数を公表〜厚生労働省
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/07/post_5082.html
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Pick it up 平成22年度「学校教員統計調査中間報告」が公開
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平成22年度「学校教員統計調査中間報告」は、文部科学省のホームページで
公開されています。
この「学校教員統計調査」は、学校の教員構成、ならびに教員の個人属性、
職務態様、および移動状況等を明らかにすることを目的として、3年ごとに
実施されているものです。
詳しくはこちら↓
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/08/post_5100.html
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今週のニュース
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【教材】
受験のお供に!シャープから高校生向け電子辞書が新発売になります
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/08/post_5099.html
【教育よもやま話】
「子どもの朝食に関する調査」をカゴメ株式会社が行いました
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/07/post_5090.html
工場見学したい人と会社をつなぐ「バーチャル工場見学プロジェクト」
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/07/post_5091.html
牛乳紙パックを利用した工作で、コンクールに応募しよう!
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/07/post_5093.html
アイデアを「発明」という形にしよう!全日本学生児童発明くふう展
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/08/post_5094.html
被災者にテレワーク支援を
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/08/post_5095.html
【行政】
「中高一貫教育制度に関する主な意見等の整理」が、公開されています
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/08/post_5096.html
「国際数学オリンピック」で日本人高校生が快挙!メダルは金2、銀3、銅1
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/08/post_5102.html
【ICT】
通話・防犯ブザー・GPSに限定、低学年向けの携帯の開発を開始〜ドコモ
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/07/gps.html
【イベント】
「縞」をテーマに【しまシマ工芸館】開催中/東京国立近代美術館工芸館
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/07/post_5092.html
さかなクンのお魚講座、大臣室見学等も〜子ども霞が関見学デー
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/08/post_5097.html
全国の子どもたちへ元気をお届け!宇宙子どもワークショップ2011
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/08/2011_9.html
道路の重要性を知ろう! 夢のみちイベント2011 東京都
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/08/post_5101.html
科学が苦手な先生も理解を深める『教員のための博物館の日2011』
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2011/08/2011_10.html
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メルマガ編集日記 〜 こころをのこす
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近頃判ってきたこと。
どれだけ忙しくなっても、だいたいの状況には対応できるということ。
自分でやることの種類を制限しながら増量しつつ、人に仕事をお任せし、
手練手管を駆使することで、さほどクオリティを変えずに、
数倍〜数十倍の量の仕事を行っていくことができる。
が。
これも、近頃解ってきたんですが、
「さほど」変わらない、というところが落とし穴なのです。
さほど変わらない、ということは多少は変わるわけですよね。
何が変わるのか。抽象的な言い方になりますが、残心がなくなる。
残心。もともとは武術の言葉です。
最後まで気を抜かない。油断をしない。余韻を持つ。
そういったことが、できなくなっていく。
次に。さらに次に。さらにさらに次に。
進んでいく。進まなければならない。進むべきだ。
そうした内に、心ゆくまで仕上げに手を入れる時間がなくなっていく。
もともと僕は、100点を取っていくタイプではありません。
けれど今は、これまでなら90〜95点を取っていたところでも、
80点〜85点くらいで切り上げて、次へ進む必要が出てきています。
作り上げられたものはgoodにはなる。けれど、excellentではない。
僕の現行の業務内容には、専門的な知識や経験が必要です。
だから、ほとんどの人は80点と90点との違いを見ぬくことができません。
80点でも90点でも、
「すごいですねえ」
となる。
でも、僕から見れば、80点は決してすごくはない。
これは僕がすごいから起こることではなく、
専門性が高い職業にはごくごく一般的に起こることです。
僕は自分の専門ジャンルについては、仕事の点数を明確に見積もれます。
けれど、会計士さんのやっていることや、弁護士さんのやっていること、
お医者さんのやっていることは、30点なのか、80点なのか、分からない。
最後の10点分を伸ばすのを諦める。
その代わりに、業務量を飛躍的に伸ばすことができます。
10点を突き詰めていくべきか、量を伸ばしていくべきか。
どちらを選ぶのかは、難しい問題をはらんでいます。
大量に業務をこなすことによりお金が動き、
その業務の周辺で働いてもらえる人の数が増えます。
いろいろな人の生計が成り立ったり、一助になったりします。
経営者となった僕には、とても大切なことがらです。
けれど、量を追求することで、プロダクトの質に限界が生じる。
今でも機能的には十分。大づかみは間違いない。しかし、色気がない。
突き詰めて調整していけば、もう数段質は向上するはず。
そういう仕事になります。
「1日休めば自分に判る。2日休めば相手に判る。3日休めばお客に判る」
という言葉があります。芸事の稽古を休むと、その日数に応じて、
どんどん芸事のレベルが落ちて行く、ということを指した言葉です。
これに例えると、残心をなくしてしまうというのは、
相手(同業者)に判るレベルのクオリティの落ち方をする。
もちろん、仕事の量が質に転化することもあります。
その質的変化により、相手(同業者)にも判らないくらいの
僅かなクオリティの低下しか起こらない様になるかもしれません。
なにしろ仕事は大量にやっていますから、自分の力は向上している。
それでも結局は駄目なのです。「自分に判る」質の落ちは、
どこまで力量が上がっても絶対に克服することができない。
なぜなら自分には解ってしまっているからです。
頑張って細心の注意を払って取り組めば、質はもっと上がるはずだった。
それには目をつむり、先に進む。先に進む。また、先に進む。
お客も、同業者も「仕事が素晴らしい」と言ってくれる。
そういった声を励みにしながら、一心に前に進んでいく。
そんな日々の中、こころに自分の言葉が重なっていくのです。
自分はもっとできたのだ。やりきってたりはしないのだ。
この言葉がわずかでも自分の中に残るのは、
「作る」ことを追求している人間には大問題です。
望んでやったのではないにせよ、手を抜いたという記憶は確実に残る。
「作り手」としての「僕」「おれ」「私」に、小さな虫食いができる。
いったんできた虫食いは、丹念に修復していかない限り、
どんどん広がっていって、向こうの風景がはっきり見えるくらいになる。
虫食いが広がった「僕」「おれ」「私」は、いずれ気づくのです。
純度の高い「作る」作業が、いつの間にかできなくなっていることに。
自分自身が穴ぼこだらけに成ってしまっているということに。
インスピレーションの泉から細やかに水をすくいとる道具としては、
すでに役立たずになってしまっていることに。
どっちがいいという話ではありません。
虫食いで大きく穴が開いてるおかげで、風通しが良くなり、
今までよりもずっと早く走れるようになっていたりもするからです。
どちらも選べる。
どちらを選んでも、もう一方の在り方に心が残る。
どっちがいいという話でないだけに、むつかしい(榊原)
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