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発行日：xxxx年xx月xx日 |
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KKS Mail News Vol.657 2012/11/02 今週金曜発行
新聞本紙情報も掲載 → http://www.kknews.co.jp/
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僕は二十歳だった。
それが人生でもっとも美しいときだなんて誰にも言わせない。
何もかもが若者を破滅させようとしている。
恋、思想、家族を失うこと、大人たちのなかに入ること。
この世界のなかで自分の場所を知るのはキツイものだ。
ポール・ニザンの小説「アデン・アラビア」の冒頭です（続く）
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◆今週のcontentsは−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
|・今週のKKSブログ人気記事ベスト５
|・Pick it up!! 首相官邸HPや日本科学未来館でiPS細胞について知ろう
|・今週のニュース
|・メルマガ編集日記 「もっとも美しいとき」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−です◆
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今週のKKSブログ人気記事ベスト５
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１：１１月は「子ども・若者育成支援強調月間」に〜内閣府
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/post_9.html
２：女子中高生のライフスタイルにスマートフォンや電子書籍の存在は？
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/post_6100.html
３：小学生の使用率、ＰＣ35％、携帯・スマートフォン男子21％、女子25％
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/post_6097.html
４：図解で考える方法 魚骨図
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2006/06/post_364.html
５：学校施設の耐震化を推進、文部科学省が相談窓口を充実
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/post_20.html
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Pick it up 首相官邸HPや日本科学未来館でiPS細胞について知ろう
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今年のノーベル生理学・医学賞は、iPS細胞の研究について、京都大学の
山中伸弥教授が受賞しました。医学において、さまざまな用途に有効である
ことが期待されるこの研究について、世界中に広く知られることとなり、
日本と日本人にとって大変誇らしいニュースだと言えるでしょう。
首相官邸のホームページでは「山中伸弥教授＆iPS細胞」特集が公開されて
います。まずは10月12日に山中教授が、野田総理を表敬訪問した動画から
はじまり、10月9日の野田総理のブログに書かれた山中教授とiPS細胞に
ついての記事を抜粋して掲載、文部科学省の総合広報誌での山中氏教授への
インタビュー記事の紹介などがあります。
詳しくはこちら↓
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/ips_2.html
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今週のニュース
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【教材】
大学受験倶楽部「ザ・ドリル」が大幅にパワーアップしました！
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/post_27.html
楽しく学べるキッズ英語アプリ「ワオっち！イングリッシュスクール！」
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/post_31.html
音が出るペン付きアルクの２０００語えいご絵じてん』の再発売を開始
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/post_34.html
中高生向け科学学習サイト「ＷＡＯサイエンスパーク」がオープンしました
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/post_35.html
【教育よもやま話】
タブレットPC用手袋の予約販売 初の子ども向けミトンタイプ
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/pceat.html
ハロウィンは日本でもすっかりおなじみの行事？ ハロウィンに関する調査
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/post_36.html
2013年卒業予定者の就職活動実態」に関する調査〜クロス・マーケティング
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/2013_1.html
TOEIC(R)に取組む人達の、苦手単語・熟語トップ10を調査・発表！
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/toeicr10.html
【行政】
国際地学オリンピックで日本の高校生４名がメダル獲得〜文部科学省
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/post_32.html
くらしに生きる科学と技術を絵で表現〜科学技術白書表紙絵コンクール
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/post_37.html
【ＩＣＴ】
「ロック学習帳」〜Ｙａｈｏｏ！きっず
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/post_30.html
フィルタリングアプリで青少年のスマートフォン利用を安心に〜KDDI
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/kddi_4.html
【イベント】
大キャンパスライフをサポート 〜キャンパスライフ・サポートセミナー
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/post_28.html
小中高生のネット利用学習、韓国のデジタル教科書、iPadの教育効果を調査
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/ipad_11.html
次世代自動車と技術 見て・触れて・体感 『クルマ未来博２０１２』
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/post_33.html
神話の時代の至宝が、建築を目の当たりに 特別展「出雲?聖地の至宝?」
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/post_38.html
カカオ豆になった気分で体験できる製造工場コーナーも「チョコレート展」
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/post_39.html
小学生を対象に選手やコーチが直接指導！球界最大規模の野球教室
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/10/post_40.html
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メルマガ編集日記 〜 もっとも美しいとき
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この短い言葉だけで、ポール・ニザンは、
1960年代の日本の若者の心をわしづかみにした。
そんな若者達が大人たちの中に入っていき、恋や、思想を得ては失って、
失って、失って、失って、少しだけ得ては、また失って、また得て。
それと同じくして家族を失って、または新しく家族を得て、
自分の場所を知って、腰を落ち着かせて、そこでも得ては、失って。
そうこうするうち、時は流れ、2012年。
1960年代初頭、アデン・アラビアを読んで衝撃を受けた若者たちは、
現在、70の声を聞こうとしているか、聞いてしまっています。
すでに自分は、「大人たち」以外のなにものでもなくなっている。
今の自分は、今の若者を破滅させようとしているのだろうか。
そうなのかもしれません。違うのかもしれません。
ただ、そのちょうど中間地点ほどに居る僕の、
40年弱のいささか軽薄な人生を振り返ってみると、思うのです。
きっと、若者とか、年寄りとか、あんまり関係なさそうだよ、と。
今の若者も、70の声が聞こえてしまったかつての若者も、
恋や、思想や、家族を失ったり、得たりしながら、
自分以外の大人たちのなかに入っていって、
その時の世界のなかでの、その時の自分の場所を知ろうともがいている。
事によると、知りたくないのに、自分の場所を強引に知らされてしまう。
それは、時にとてもキツイ。
ひょっとしたら、その時点での若者の方が純度が高いぶん、
「キツイ」と、自分では思うのかもしれません。
けれど、汚れつちまつた悲しみは、汚れつちまってない悲しみよりも、
全く軽いものではありませんし、かと言って重いものでもありません。
ただ、生きていく中で、汚れつちまつてきただけです。
両者の違いがあるのだとしたら、それは残りの時間と、選択肢の幅。
それくらいのことなのでしょう。
「僕は二十歳だった。
それが人生でもっとも美しいときだなんて誰にも言わせない」
ニザンは、中原中也と同じく、詩人でした。
僕は二十歳だった、と声高らかに言い放った、その時。
その瞬間こそが、彼の思想のもっとも美しいひと時でした。
人は、その目の眩むような輝きに引き付けられ、熱狂した。
引き替え、そのあとに続く文章は、あまりにもリリカルで退屈。
ありがちな若者の、ありがちな心情吐露が続く凡庸な私小説で、
彼の送ったであろう私生活の連続の、単純な結晶でしかありません。
しかし、その連続こそが、彼の一瞬の鮮烈さを支え、形作った、
人生の本当の美しいときだったのではないか。そう僕は思うのです（榊原）
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編集・発行：
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