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鹿島化学金属プラスチックベアリングマガジン
PP(ポリプロピレン)とは/「西淀川ものづくりまつり」を開催します
編集・発行:鹿島化学金属株式会社 http://www.kashima-kagaku.com
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こんにちは!
今回、メルマガ担当の業務部、
前坂 由紀子(まえさか ゆきこ)です。
http://www.kashima-kagaku.com/company/staff.html#maesaka
暑い毎日ですが、みなさまは夏を満喫されましたか?!
先日私は大阪市立科学館で、プラスチックと星を満喫してきました!
今回のテーマ「ポリプロピレン」を探しにだったのですが・・・
意外なものをたくさん見つけて、楽しんできましたよ。
続きはのちほど。
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■ 「西淀川ものづくりまつり」を開催します
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今年も「西淀川ものづくりまつり」を開催します。
●西淀川ものづくりまつり
2013年8月24日(土曜) 10:00〜16:00
西淀川区民ホール
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/nishiyodogawa/0000227112.html
4回目となる、ものづくりまつり!
西淀川区は工業、製造業の町。
その西淀川区で私たちの会社は創立51年目、
ものづくり企業として、私たちも1回目から協賛させていただいております。
西淀川区は、近年工場移転跡地のマンション建設などで、
工場と住宅が混在している地域です。
「西淀川ものづくりまつり」は、工場と住民の方との共存を目指し、
住民の方へ理解を深めてもらいたいとはじまりました。
また子供たちにものづくりの楽しさを味わってもらいたいと考え、
参加型の「まつり」にしています。
去年のものづくりまつりでは、夏休み中のたくさんの子供たちが
普段では、見ることも触ることもない工具や、工作機械で
穴をあけたり、研磨、塗装などを体験し、
文鎮やネームプレート鉛筆立などを作ったんですよ!
今年は何を作るか、お楽しみに!
子供たちの、真剣に取り組む姿や、笑顔は最高です。
夏休みの工作の宿題にも大活躍です!
そのパワーをぜひ体感してくださいね。
くわしくはこちらもご覧くださいね↓
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/nishiyodogawa/0000227112.html
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■ プラスチックの基礎知識
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■ PP(ポリプロピレン)とは
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では、今回のテーマ「ポリプロピレン」をご紹介します。
ここでは略称である「PP(ピーピー)」といわせていただきますね。
ところでプラスチックって、私たちの生活の中で、
とても身近でかかせない合成樹脂ですよね。
その中でPPを探してみると、すぐに見つけることができました!
フィルム、袋状のものから容器など
様々な形状のPPを本当に多くみつけることができましたよ!!
一例を挙げると
漂白剤、シャンプー、歯磨き粉などのボトルやキャップ
タッパー、バケツ、フィルム、
ほかには食品の容器
医療器では注射器のシリンジ(針ではなく筒の方)
驚いたことに紙幣や紙おむつにも!
・・・探せばきりがないほどです。
また、日常用品以外でもPPは工業用としても幅広く使用されていて、
薬液漕、メッキ装置や洗浄ライン
自動車の内外装や、家電製品などにも多く使用されています。
いつから、どうして、PPはたくさん身近に使われるようになったんだろう?
歴史的にみると、
PPは国内で1962年頃に生産、使用が始まったと言われています。
まだ52年の歴史なんですね。
意外と最近?で驚きませんか?
世界では、1957年イタリアのモンテカチーニ社(後のモンテジソン社)が
商業生産を始めました。
そしてPPが様々なところで使用されるのには、理由があります。
PPの物性を紹介すると。
■PPの物性
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
◆原料→石油から作られるプロピレンが原料で、炭素と水素からなる高分子です
◆価格→原料代が安く、安い品物が作れます
◆成形→熱で溶融し成形性がよい材質なので、
射出、ブロー成形、押し出しなど成形方法はさまざま可能です
◆軽量→比重は水より小さく、水に浮きます ※参考 0.93〜0.96
◆吸水率→ほとんど吸水はしません ※参考 0.02%前後
◆耐薬品性→酸、アルカリなど薬品に強い
◆絶縁→樹脂一般の特性である、絶縁性に優れています
◆環境→完全燃焼すると、水と二酸化炭素になる性質から、
環境にやさしい材質です
◆食品衛生→日本では食品衛生法により、具体的な規格が定められています
PPは食品衛生法に適合しています。
食品の機械部品としても使用できます。
とても、優秀なプラスチックですね。
様々な分野でいろんな製品になり、活躍しています。
あらためて、私たちの身近にたくさん使用されているのも納得です!
PPは、これまでメルマガで紹介した「PE」「PET」などと同じく
熱可塑性樹脂です。
熱可塑性樹脂は、熱を加えるとチョコレートのようにやわらかくなります
覚えていらしゃいますか?
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また、PPとPEはよく似て区別がつきにくいのですが、
イメージでいうと・・・
例えばシートや袋にした場合、
それぞれ触ってみると、
PEはなんとなくやわらかで、しっとりしています。
それに対して、PPはなんとなくごわごわで、パリパリしています。
見た目は、微妙なニュアンスになりますが、板や棒状に成形すると、
PEは乳白色なのに対して、
PPは半透明の乳白色です。
あくまで、感覚、感触なんですが(笑)。
いかがですか?イメージしていただけましたか?
但し、私たちでも使い古して色が変わっているものや
劣化したものは見分けがつきません。
通常のプラスチックは、見た目で見分けがつかない場合、
私たちは比重を計算して、材質の確認をするのですが
PPとPEはどちらも同じような比重の為(PE0.9〜0.97 PP0.93〜0.96)
区別ができないのです。
その為、お客様に使用用途や条件をお聞きし、
こちらで材質選定をさせて頂きます。
例えば、
・PEよりPPの方が少し耐熱性がある
・PEよりPPの方が硬度がある、
・PPよりPEの方が摺動特性がある
などの性質から、総合的に判断します。
遠慮なくお申し付けください!
鹿島化学金属はプラスチックとプラスチックベアリングの
プロフェッショナルです。
お困りのことがあればご相談下さい。
鹿島化学金属株式会社
→ http://www.kashima-kagaku.com
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■編集後記
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改めましてこんにちは、前坂 由紀子です。
さてこの夏、私が大阪市立科学館で発見したのは・・・
プラスチックを作る虫でした!!!
http://ameblo.jp/kashima-kagaku/entry-11589114217.html
合成樹脂(プラスチック)であふれている現代ですが、
昆虫がつくる天然プラスチック「シェラック」は活躍を続けています!
お仕事や、ドライブ、リフレッシュタイムにガムやチョコ♪
私もよく食べますが・・・
食べたことがある人は
このラックカイガラムシの作る「シェラック」を食べたことがある人です!!
昆虫のラックカイガラムシは、
熱帯アジアに分布し(インド、タイ、中国南部、台湾など)、
日本には生息していません。
体長は0.5mmほどで成虫になるまで約6か月、脱皮を3回します。
幼虫は、マメ科やクワ科の樹木の枝先に移動、分散し、定着
樹液を吸い、身体の表面にある分泌腺から分泌物を出し、
自身の分泌物に覆われていきます。
固まった分泌物を枝ごと収穫し、砕いて虫や木くず、ゴミなどを取り除き、
精製して、純粋な樹脂成分(プラスチック)だけを取り出します。
これが『シェラック』です!
シェラックは、医療品、電子部品の接着剤として使われる他、
キシリトールガムやマーブルチョコレート、
チョコボールなどの光沢剤に使われています。
●写真はこちら↓
http://ameblo.jp/kashima-kagaku/entry-11589114217.html
人工プラスチック「ベークライト」を発明したベークランド氏は、
このシェラックを人工的に作ることを目標にしていました。
しかしそれは実現することなく、現代の科学を持っても、
シェラックはラックカイガラムシしかつくることができないそうです。
自然の力って、ほんとすごいですね!!
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編集・発行:鹿島化学金属株式会社 編集 鹿島 祐二
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