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鹿島化学金属プラスチックベアリングマガジン
  発行日: xxxx年xx月xx日
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      鹿島化学金属プラスチックベアリングマガジン


        2ツ割すべり軸受(半割すべり軸受)


 編集・発行:鹿島化学金属株式会社 http://www.kashima-kagaku.com

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こんにちは、今月のメルマガを担当させて頂きます
高祖一雄(こうそ かずお)です。
http://www.kashima-kagaku.com/company/staff.html#koso

宜しくお願い致します。


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■ 第4回HAMAMATSUテクニカルフェアに出展しました
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『第4回HAMAMATSUテクニカルフェア』に出展しました。

ご来場ありがとうございました。

これからも、主催者「サカエ」様と二人三脚で、 
皆様のお役に立てるように邁進します。


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■ ビジネスマッチングフェア2016に出展しました
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『ビジネスマッチングフェア2016』に出展しました。


●出展の様子(写真あり)
http://www.kashima-kagaku.com/topics/2016/160601.html

沢山のご来場ありがとうございました。
展示会場では充分なご説明ができなかったかと思っております。
何かお役に立てることがあれば、いつでもご連絡ください。
すぐに、ご返事あるいはご訪問させていただきます。
これからもどうかよろしくお願いします。


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■ 2ツ割すべり軸受(半割すべり軸受)
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今回は2ツ割すべり軸受(半割すべり軸受)をご紹介します。

詳細については、弊社ホームペジの導入事例「フェノール製2ツ割すべり軸受」
を参考にしてください。

●フェノール製 2ツ割すべり軸受
http://kashima-kagaku.com/case/case_16.html


弊社では、軸受の中でも2ツ割軸受(2ツ割シールリング等も含む)のご注文
をよくいただきます。2ツに分割する軸受の一番大きな特長は、取り付ける際
に機械からシャフトを取り外す事無く容易に軸受の脱着が可能になることです。

機械の構造にもよりますが、軸受を交換する場合にシャフトを機械本体から一
度抜いて軸受を取り付け、再度シャフトを差し込むという作業はとても大変です。

2ツ割軸受を使うとメンテナンス時にシャフトを外すことなく交換できるので、
交換の手間が減り、交換時間を大幅に短くすることができます。メンテナンス
のために作業を中断する時間を削減できるので、コストダウンにつながります。

また、軸受けが通せないような異形のシャフト(まっすぐではなく途中で曲が
っているようなシャフト)でも、2ツ割であれば最初から所定の位置で半円を
2つ合わせればよいのですから簡単ですね。

他にも我々が知らない用途があると思いますので、あればぜひ教えて下さい!



次に製作方法を可能な範囲で説明させてもらいます。

基本的に、2ツ割軸受は製作するのに非常に手間が掛かります。
通常の軸受製作よりも、工程数が増えるのはもちろんの事、物性等も影響して
ひずみが発生しやすく、製造するには注意が必要です。


■工程に関して(円筒状のもの)

1.粗加工
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
最初に仕上がり寸法の外径より大きくなるように加工します。これは、2ツに
切断する際に使用する切断用刃物の幅を考慮しなければなりません。

具体的に説明しますと、外径をφ100mmに加工したものを5mmの刃物で真半分に
切断した場合、切断した半円同士を引っ付けると楕円状になり外径の一番小さ
いところはφ95mmになってしまいます。

だから仕上がり寸法をφ100mmにしたければ、もっと大きなサイズに加工して
おかなければならないわけです。

因みに、内径に関してですが切断後の半円を合わせると、元の内径寸法より小
さくなる為、仕上げには影響がありません。



2.仕上げ加工
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
切断した半円のものを2つあわせて円筒状にして最終加工をします。
プラスチックの場合、強い力でチャッキングすると変形してしまうので、様々
な工夫をして引っ付け、軽い力でチャッキングできるようにします。

仕上げ加工の際には半円同士がぴったり引っ付いてないと仕上がり精度に問題
が生じたりします。ただ、お客様でご使用される時は、ある程度簡単に2つに
割れなければならないのでそこにも工夫が必要になってきます。

この状態では軸受けはまだ楕円状になっているので、外内径、全長の仕上げ加
工をして、真円にしていきます。あとは内径と長さを加工して、そのほかに必
要なもの(キー溝やボルト穴など)を加工すると完成です。


2つ割りはまだ単純な方で、弊社では他に3つ割り・4つ割り等のすべり軸受
も製造しています。その際に大切なのは、最適な材料の大きさの選定です。
なぜなら切断回数が多くなるほど外径の削り代をより多く残さないといけない
からです。

場合によっては同寸法の軸受を2個作り、それから1個の2つ割り軸受を製作
することもあります。当然材料のロスが多くなりますが、材料費と加工費をト
ータルで考慮してどちらが安価にご提供できるかを弊社で考えさせて頂きます。


■ひずみに関して

またやっかいなのが、半分にカットした時に発生する応力です。以前のメルマ
ガにもたびたび登場しましたが、この応力によりひずみが発生し加工を難しく
しています。切断後すぐに仕上げ加工すると、残留応力の影響で加工直後は真
円が出ていても、時間の経過と共に変形していきます。変形の方向も素材によ
り外径側にひずんだり内径側にひずんだり、ひどい場合は全体的にねじれたり
する事があります。それを防ぐ為に切断後できる限り残留応力を解放してあげ
る必要があります。

残留応力を上手に解放してやると真円度の高い製品ができます。残留応力を解
放するためには長期間放置するのがベストですが、あまりに長く放置すると加
工時間が長くなり仕事になりません。

残留応力を上手に開放する方法も弊社が長年培ったノウハウです。



この様に2つ割り軸受は、通常の一体物軸受より材料も加工時間も倍以上かか
ってしまうのです。

結構手間がかかってるでしょ?


しかし、弊社には様々な材質でそのノウハウがあります。

ご質問等がございましたら、弊社までご相談を。
ではこの辺で失礼致します。




●フェノール製 2ツ割すべり軸受
http://kashima-kagaku.com/case/case_16.html




鹿島化学金属はプラスチックとプラスチックベアリングの
プロフェッショナルです。

お困りのことがあればご相談下さい。


 鹿島化学金属株式会社
  → http://www.kashima-kagaku.com

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■編集後記
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 改めまして、鹿島化学金属の高祖(こうそ)です。

 先日初体験をしてきました。


 妻に誘われて舞洲のユリ園に行きました。
 ユリ園を回ってる最中ずっとうるさいのです。
 「ブーンブーン」けっこうな爆音で聞こえてきます。
 そうヘリコプターが飛んでいます。結構近くを。
 その時はあんまり気にしなかったのですが・・・


 ユリ園の順路を進んでいくと最後あたりにお姉さんが
 「ヘリコプター遊覧飛行どうですか!」って、
 ここのユリ園からヘリコプターが発着してたのです。

 そうヘリコプターに初めてのってきました!
 何回か乗れそうな機会があったのですが、
 乗れなっかったヘリコプター。
 ここはチャンスと嫌がる妻の手お引き、説得し乗ることになりました。

 ここ最近絶叫マシンはご無沙汰でめちゃワクワクでした。
 結構な高度からの下降は結構スピードがでて、
 ジェットコースター気分でした。
 旋回時の傾きもスリリングでしたよ。
 ユリ園どころか大阪市内がよくみえました。


 妻も降りるときには「よかった、意外に怖くなかった」と言うことです。
 意外なところでこんな経験ができるとは思いませんでした!



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編集・発行:鹿島化学金属株式会社           編集 鹿島 祐二

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