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　　　　　　鹿島化学金属プラスチックベアリングマガジン


　　　　　　　　ラミプラスギヤー（フェノール成型ギヤー）


　編集・発行：鹿島化学金属株式会社　http://www.kashima-kagaku.com

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宜しくお願い致します。


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■　ラミプラスギヤー（フェノール成型ギヤー）
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今月のテーマは「プラスチックギヤー」についてです。

以前のメルマガでもご紹介しましたが、
ギヤーとは、日本語で言うと、「歯車」(英語ではギヤ、gear)のことです。

ギヤーの歴史は古く、古代ギリシア時代（紀元前150〜100)の沈没船からも
回収されたそうです。

以前のミャンマーや現在のアンゴラの国旗、
イタリア、中華人民共和国、ベトナムの国章など
様々なところでシンボルマークとしても使用されています。
また、私は気がつかなかったのですが、五円硬貨の穴の回りに
歯車が描かれているんですよ。

普段の生活の中では実際に使われているところを目にする機会は
案外少ないのかもしれませんが、
モーターや発電機などの動力伝達用機械のほとんどに、
歯車が使われています。

ちなみにですが、弊社の社章にもギヤーが入ってますので、
よかったら確かめてくださいね。



■ラミプラスギヤー（フェノール成型ギヤー）について
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弊社では、ギヤーはフェノールの成形ギヤー
（弊社ブランド名：ラミプラスギヤー）を中心に製造しています

中心部分に金属の芯を配し、フェノールと一体成型していますので、
金属部と樹脂部の分離や空回りが起こりません。 
歯の部分はフェノールなので強度が高く、耐摩耗、消音効果も抜群です。
工作機、乾燥機をはじめ一般産業機械で消音、オイルレス、耐摩耗などが
要求される場所に使われております。 


●ラミプラスギヤーの特徴

＜サイレント性＞
・金属ギヤーと組み合わせることで、消音効率があがる。

＜耐久性＞
・強度が高く、耐水性・耐薬品性に優れ寿命が長い

＜変形しない＞
フェノールは熱硬化性樹脂で、熱可塑性樹脂（ナイロンやポリアセタール等）
のように摩擦熱による変形がない。

＜その他＞
・金属との密着性が強い
・衝撃、振動の吸収性に優れ、緩衝の役割を果たす


ラミプラスギヤーの基材は、特殊織強力綿帆布にフェノール樹脂を
含浸させたものです。これを必要量だけ裁断し、金属の芯に仕込んで、
金型を加熱加圧して成型したものが、ラミプラスギヤーとなります。


仕上げ加工ではフェノール樹脂と金属を同時に加工しないといけないので、
注意が必要です。

まず、フェノールと金属とでは、切粉（キリコ）の状態が全く違います。
金属を加工する際に出る切粉は一つにつながった状態なのですが、
フェノールを削った際に出る切粉は粉状になります。

また、プラスチックは金属と比較して熱線膨張係数が高く（一桁違います）、
仕上げ加工時の寸法変化の度合いが全く違います。

また樹脂は吸水による寸法変化も起きやすいんです。


それぞれの材質の特徴を踏まえながら加工しなければならないので、
簡単にはいきませんが、出来上がった商品がお客様の役に立つように、
我々製造部も今までの経験とノウハウを活かしながら、
現状に満足することなく日々努力しています。



【鹿島化学金属で製作できるギヤー】

設計に合わせて、どんな形状でも、どんな歯型でも、
外径Φ390まで製作可能です。
小ロットから大量ロットまでご要望に合わせて製作します。
可塑性（MCナイロン、POM、UHMWPE等）の加工品ギヤーも製作しております。 

※ラミプラスギヤーは受注生産です。



以上、今回のメルマガはこの辺りで終わります。





鹿島化学金属はプラスチックとプラスチックベアリングの
プロフェッショナルです。

お困りのことがあればご相談下さい。


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■編集後記
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　先日、久しぶりに中学生の時の友達と集まってみんなで飲みにいきました。

　お互いに年を取りましたが、しゃべっていると、その当時に戻って
　楽しかったです。

　最後に支払いの時、じゃんけんで決めることになり、
　ものすごく盛り上がりました。


　ちなみに私はじゃんけんに勝ちました！



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