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      鹿島化学金属プラスチックベアリングマガジン


         『空調用ダンパー』事例紹介


 編集・発行:鹿島化学金属株式会社 http://www.kashima-kagaku.com

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こんにちは、今月のメルマガを担当させて頂きます
金子 大輔(かねこ だいすけ)です。
http://www.kashima-kagaku.com/company/staff.html#kaneko

夏が始まりますね。
今年も物凄く暑いですね。
ここ最近毎年のように言っているような気がしますが、
どこまで暑くなるのでしょうか。
年々、暑い!と言っている時期が長くなっている気がします。

熱中症や夏バテには気を付けてくださいね。



□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 『空調用ダンパー』事例紹介
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今月のメルマガでは、『空調用ダンパー』の事例をご紹介します。


ダンパーと言っても大きく2つの意味があります。


まず一つは、
物にかかる運動エネルギーを減衰(次第に減少)させる装置の事。

キッチンの引き出しやピアノの蓋、トイレの便座は、
勢いよく閉めてもバタン!と閉まらずにゆっくり閉まりますよね?
これらにはダンパーが使用されていて、衝撃を吸収してくれるので
ゆっくり閉まるのです。



そしてもう一つは、
空調などに使われるダンパー。

空調設備の中間に設置する風量を調整する装置で、
空気を通したり遮断したりできる蓋のことです。


工場で働いている方は身近かもしれませんが、
弊社では加工時の粉塵等を吸うために集塵機を設置しています。
大きな掃除機みたいなものですね。

一つの集塵機から各機械に配管が繋がっていますが、
その配管の中にダンパー(空気を調整する蓋)が設置されています。
使用していない機械への配管をダンパーで遮断することで、
無駄な吸引をせず、作動している配管の吸引力が上がります。
空調設備ではありませんが、ダンパーで空気の流れを調整しています。



弊社では空調装置に使われるダンパーの部品を製作したことが
あるので紹介させていただきます。


●形状は?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
空気の流れを調整するための蓋(仕切り)は金属の板で作られており、
その蓋を作動させる為に板部分に軸(金属の棒状のもの)
が取り付けてあります。
そしてその軸が回転することにより蓋が開閉する仕組みです。
弊社の出番はその軸をスムーズに動かせるようにする為の軸受けを製作する
事でした。

蓋の両側に弊社の軸受が使用されていて、軸と固定されています。
その蓋を開閉すると空気の流れを調整できるのですが、
金属の蓋や軸が少し歪んでいてスムーズに動かず、
配管と蓋の間に隙間ができてしまい、
風量調節が難しいという問題がありました。

そこで自動調心の軸受(外径が球面になっている軸受)を使うことで、
軸受の方で芯をとる事により配管と蓋の間の隙間をなくす構造にし、
ダンパーがスムースに動くようになり、
要望されていた風量調節を可能にしました。

自動調心の軸受けについては弊社ホームページ「導入事例」の
「球面すべり軸受け(プラスチック球面軸受け)」をご参照ください。
(ただし掲載されている写真は今回の製品とは違います.)

●球面すべり軸受け(プラスチック球面軸受け)
⇒http://www.kashima-kagaku.com/case/case_17.html



●材質は?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
金属でもいいのでは? と思われるかもしれませんが、
金属同士の摺動の場合、オイル(グリース)が必要になります。

今回の環境は高温で、オイルが使えないので金属は使用できませんでした。
そこで樹脂を使用する事になったのです。

試作の段階ではPETを使用しました。耐熱は問題なかったのですが、
PETは熱で膨らむため、動きが悪くなり、回りにくくなったり、
音鳴りが発生してしまいました。

そこで寸法変化の少ないカーボンを選択しました。
カーボンは熱線膨張係数が金属より小さく、
寸法変化が少ない優れた材料です。

果たして結果は?と言うと
予想通りスムーズな動きになり上記のような問題がなくなりました。


●加工は?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
上記にあるようにカーボンを使用したことで、
加工はなかなか苦労しました。

カーボンは硬くて加工が難しく、刃物もすぐに摩耗してしまいます。
摩耗した刃物をそのまま使用し続けるとカーボンが欠けてしまい、
商品になりません。
その為、ほかの材料を削る時より刃物の交換頻度も高くなります。

また、仕上がった製品は金属のケースに入れるのですが、
カーボンは硬いのですが衝撃には弱いため、少しでも無理してケースに入れると
割れや欠けが発生してしまいます。
最後の梱包まで神経を使いました。


これらは、お客様と意見交換をしながら、共に一つの商品を
作り上げていった事例です。

この様な案件が増えるとうれしいですよね!




鹿島化学金属はプラスチックとプラスチックベアリングの
プロフェッショナルです。

お困りのことがあればご相談下さい。


 鹿島化学金属株式会社
  → http://www.kashima-kagaku.com

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■編集後記
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 改めまして、鹿島化学金属の金子 大輔です。


 夏が始まりましたね。
 私は海が好きで毎年のように海に行っています。
 今年も、もう3回行き日焼けのせいで体中の皮がむけてきました。
 皮膚はボロボロで部屋はむけた皮まみれです。(笑)
 コロコロが必需品です。


 こないだの休みの日に久しぶりに白浜に1泊で旅行に行きました。
 いつも日帰りで行くので海でビールが飲めないのですが、
 今回は1日目に海に行き宿も近かったので
 何も気にせずビールが飲めました。
 海で飲むビールは最高でした!


 その日は海でビールを飲み、夜は居酒屋に行きビールを飲み、
 宿に戻って部屋で飲みなおし、もう飲んだくれでした。
 楽しかった思い出と引き換えに、
 胃も皮膚もボロボロになってしまいました。(笑)


 夏もまだまだ始まったばかり。
 今年の夏もすでに海の予定でいっぱいです。




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(東京営業所)〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1-27-5 日本橋Aビル3階
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編集・発行:鹿島化学金属株式会社           編集 鹿島 祐二

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