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      鹿島化学金属プラスチックベアリングマガジン


               樹脂の歴史


 編集・発行:鹿島化学金属株式会社 http://www.kashima-kagaku.com

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こんにちは!

はじめまして、山田 元気(やまだ げんき)と申します。
今年の4月に入社しました。

山田 元気
http://www.kashima-kagaku.com/company/staff.html#genki


よろしくお願いいたします。




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■ 樹脂の歴史
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弊社では、樹脂ベアリングを製作しています。
しかし、樹脂とはどのようなものでしょうか??

樹脂には、大きく分けて二つ、天然樹脂と合成樹脂があります。


もともと、樹脂とは天然樹脂のことを指していました。しかし、化学の発達に
よって人工的に、樹脂に似た性質のものを作ることができるようになりました。
そうして、もともとの樹脂を天然樹脂、新しい樹脂を合成樹脂と呼ぶようにな
りました。


今回のメルマガでは、この2つの分類を軸に、樹脂の歴史について軽くお話し
たいと思います。
しかし、その前に言葉の定義について説明します。


合成樹脂を指して、プラスチックという言葉が使われますが、JISによれば、
「樹脂」は成形原料、「プラスチック」は成形品とされています。

また、プラスチックとは、本来はギリシャ語に語源を持つ「可塑性を持つ物質」
という意味です。しかし一般的には、可塑性を持たないものも含めて、合成樹
脂のことをプラスチックと呼んでいます。
ここでは便宜上、「プラスチック」ではなく、「樹脂」という表現で統一します。

ちなみに、私は社長に聞くまで知りませんでしたが、
関西では『プラスチック』の事を『プラッチック』という人がいるとか。
どの辺の人がいつごろから使っているか、誰かご存知ないですか?



■天然樹脂

天然樹脂の歴史は長く古代エジプトでは、お香や接着剤として使われたという
記録があったり、日本でも千年前の遺跡から漆器が発見されたりしています。


天然樹脂とは、植物や動物から得られるものです。
植物から得られるものには、松脂(まつやに)、漆(うるし)などがあります。

樹脂という言葉の起源は、松からとれる松脂です。千年以上前から塗料などと
して使われており、江戸時代には医用としても使われたそうです。

動物から得られるものには、シュラックなどがあります。
アカシヤ樹に寄生する昆虫から抽出されるシュラックは、レコード盤に用いら
れていました。その他にも、天然樹脂は、接着剤、画材、香料や食品添加剤な
どに使われています。



■合成樹脂

天然樹脂が植物や動物から得られるのに対し、合成樹脂は石油から作られます。
まず、原油はガソリンや重油、軽油、ナフサなどに分けられ、そのうちのナフ
サをさらに分解すると、エチレンやプロピレンなどの、樹脂のもとになります。
これらを組み合わせたり、添加物を加えたりして様々な合成樹脂が作られます。

最初の人工樹脂は、1868年、アメリカの印刷工であるハイヤットさんによって
発見された「セルロイド」です。これはビリヤードの玉に使われました。
それまで玉に使われていた象牙が不足しており高価だったため、ビリヤード
会社は象牙の代替材を発明した人に、賞金を与えることにしました。

ちなみに、ハイヤットさんは賞金を得るために試行錯誤しているときに、偶然
薬液をこぼしたことでセルロイドを発見したそうです。

セルロイドはおもちゃや文具に用いられた樹脂の元祖でもあり、アメリカのコ
ダック社によって写真用、映画用のフィルムとして使用されました。

こうして、天然素材から人工素材への移り変わりにより、量産が可能になり、
価格が抑えられるようになりました。


20世紀に入ると「ベークライト」が登場します。1870年頃に、別の人によって
発明されていたフェノール樹脂を、「ベークライト」の商品名で普及させたの
がベークランドさんでした。そのため、彼が特許をとった1909年が世界初の合
成樹脂誕生の年とされています。

ベークライトは当時、電話やラジオなどの電化製品、アクセサリーなどといっ
た用途で普及しました。フェノール樹脂に対して、樹脂と名付けられたのは外
観が松脂と似ていたことが理由です。そして、それまでの樹脂の天然樹脂に対
し、合成樹脂というふうに区別するようになりました。

セルロイドとベークライト、どちらも初めての樹脂とされています。その理由
は、セルロイドは植物を原料とする半合成樹脂、ベークライトは本格的な合成
樹脂だからです。

このように、樹脂は大きく分けると2種類あり、天然樹脂から合成樹脂へと移
り変わっていった歴史があります。合成樹脂には、さらに熱に対する反応の違
いから、熱可塑性と熱硬化性という分類があります。

また、性能によって、汎用プラスチック、エンジニアリングプラスチックとい
った区分けもあり、弊社のベアリングは主にエンジニアリングプラスチックで
製作しております。

このように、一口に樹脂といってもさまざまな種類があり、使う環境によって
適した材質は異なります。弊社では、お客様の環境に応じて、豊富な知識をも
とに材質を選定致します。

特殊環境などお役に立てるところがあれば、ぜひお声掛け下さい。






 鹿島化学金属株式会社
  → http://www.kashima-kagaku.com

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■編集後記
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 改めまして、こんにちは!
 今年入社の山田元気です。

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 初めてのメルマガということで、簡単に自己紹介させていただきます。


 出身は静岡県浜松市です。
 うなぎと、うなぎパイが名物のとっても素敵なところです。

 関西の人がプラスチックを「プラッチック」というように、
 私の地元にも魅力的な言葉遣いがあります。


 「最近、屋根裏にハクビシンが住み着いただよ」

 「ほんとけ、たいへんだら」

 「そうだに、夜行性だもんで夜うるさいじゃん」



 このように、語尾に「じゃん」「だら」「だに」「け」
 をつけるところが特徴で、愛知の方言に似ています。


 浜松の紹介になってしまいました。

 他にもたくさん魅力のある浜松です。機会があれば、ぜひお越し下さい!




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電話 03-6231-1721 ファックス 03-6231-1724 

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編集・発行:鹿島化学金属株式会社           編集 鹿島 祐二

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