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(株)ソフィア メールマガジン 24.7.24発行
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今日のテーマ
「勤勉」「倹約」「誠実」が人を幸せにする。江戸商人の思想<(_ _)>
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昨日(7/23)「企業の見える化研究会」で、
江戸CSRについてチューター役を務めました。

江戸CSRを貫く根本的な考え方に「勤勉」「倹約」「誠実」が3つがあるようです。

「利は勤るに於いて真なり」であり、その意味するところは、
商いの利益は、商人が勤勉に徹して本来の仕事を果たしたときに
真の利益が得られるものである。」

これは伊藤忠商事の創業者である伊藤忠兵衛の座右の銘です。

近江商人である「中井家家法」には次のようにあります。

「奉公人たるものは、第一に忠勤にはげみ、親に孝行し、
仲間や同じ丁稚たちとも仲良くし、人の邪魔になるようなことはせず、
いささかでも人に疑いをかけられるようなことがないように
身を慎み、お互いを励ましあって出世するように努力すべきである。

また、手習いに精を出して稽古すべきである。

朝は人より早く起きて、座敷、お勝手回りとも、すみずみまで念を入れて掃除をし、
神様、仏様へお灯明を捧げること。

丁稚のうちから気まま、脆弱な習慣のもとに育ったら、将来立身出世の見込みはない。」

忠勤に励むことが仕事の基本であるということです。<(_ _)>

そして、「倹約」。

石田梅岩は「倹約」は「斉家」につながると「倹約斉家論」でいっています。

「斉家の前には修身がある。
倹約は個人の身を修めるために必要なものである。
倹約は人間の欲望を抑え、奢りの心をつつしませる。
それが個人のみを修めることに役立つのである。」
(平田雅彦 ドラッカーに先駆けた江戸商人の思想p155)

「特に貨幣経済の潤いを受けて華美な生活に走りがちな商人や大名たちにとって、
自己規制のために倹約は極めて大切な生活の心得であった。

梅岩は消費の楽しさに浮かれ、節約心を忘れた人の多くが、
自己への厳しさを忘れ、結局は金銭欲や色欲におぼれ、
奢りの心が生じ、名分のみを求めたがる。

その風潮を厳しくいましめた。
「倹約斉家論」上巻はそこに力点が置かれている。
(平田雅彦 ドラッカーに先駆けた江戸商人の思想p157

最後に「誠実」

「「正直者は馬鹿を見る。」という言葉があるように、
現実の商売では馬鹿をみることも多かった。

当時の商人たちも、多くの人は正直、誠実であることに警戒しながら商売をしていた。
しかし日本におけるまじめな商売人たちは、
子々孫々まで続けたいという強い志を持っていた。

そのものさしで計ってみると、正直でない商人は、
いつの日か馬脚を現わし、没落の運命をたどる。

結局は正直であり、誠実である商人が生き残る。
そのことについては確信を持っていた。

その凛とした姿勢、それが彼らの商人道を支えていた。
(平田雅彦 ドラッカーに先駆けた江戸商人の思想p166)

最後に大丸の創業者の下村彦衛門正啓が子孫に残した遺訓。

「律義ほど身のために良いことはない。
人があほうと云おうと何と云おうとかまうことはない。
律義である人ほど良い人はない。
聖人、君子はみな律義を第一とされたのである。」
(「主人心得」の巻から)

身を粉にして仕事に励み、倹約に努めることで身を修め、ひいては家を斉える。
そしてたとえどんなにばかにされようと誠実を貫き通す。

なんだか江戸商人の気持ちが少しわかってきたように思います。(^o^)/


最後までお読みくださってありがとうございました。

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