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(株)ソフィア メールマガジン 2013.7.30発行 (火、木、土曜日発行)
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今日のテーマ
不幸があるから幸福がわかる。(-.-)
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「影を深く見つめることによって、光の美しさがわかるんですね。」

曽野綾子さんの『思い通りにいかないから人生は面白い』(三笠書房刊 p120)の
一節です。

「私は一度、先天的な強度の近視と白内障が重なって、
視力を失いかけたことがありました。
幸い、手術が成功して再び視力を取り戻した時、ふと、絵を描きたいと思いました。
光を描いてみたかったのです。

でも、どうしても描けなくて、絵の上手な友だちの娘さんに電話をしたんです。
高校生だって時には先生ですからね。

『光って、どうやって描けばいいの?
パステルを使いたいんだけど、たとえば黄色を塗って、
その上に白を塗るとかすればいいの?』

そんなふうに聞いたら、彼女はこう言いました。
『光を描くには、影を描くより仕方がないんです。光そのものは描けないから』

ああ、そうなんだと思った。
印象派の絵のように影を濃く描けば、光が見える。
影を深く見つめることによって、光の美しさがわかるんですね。」(同著 p120)

「それで思い出したのが、ヨーロッパでステンドグラスを見た時でした。
ステンドグラスは、たいてい西向きの教会の入り口にあります。
そのバラ窓が世にも妙なる美しい光を放つ条件は、教会の中が暗いということなのです。

バラ窓がつくられたのは、まだ電気がなくて、
灯りと言えば、祭壇のロウソクくらいの時代です。
だから当然、中は暗い。
そこでこそ、西陽を受けて燦然と輝くバラ窓の光が、
この世とあの世の幸福の姿を暗示させて輝いたんでしょう。

私は、その時初めてわかりました。
ステンドグラスのすごさというのは、不幸と罪と悲しみの中にいる現世があって、
そこに西陽が差した時にだけ、この世ならぬほどの美しさと明るさを見せつける、
ということをです。

闇がなければ、光がわからない。

人生も、それと同じかもしれません。
幸福というものは、なかなか実態がわからないけれど、
不幸がわかると、幸福がわかるでしょう。

だから不幸というのも、決して悪いものではないんですね。
荒っぽい言い方ですが、幸福を感じる能力は、不幸の中でしか養われない。
運命や絶望をしっかりと見据えないと
希望というものの本質も輝きもわからないのだろうと思います。

もちろん、不幸はできるだけ避けたいし、
病気や貧困はすべて解決する方向へ努力すべきです。

しかし、人間は幸福からも不幸からも学ぶことができるんですね。

病気、失恋、受験に失敗すること、勤め先の倒産、親との死別、離婚、
親しい人から激しい裏切りにあうこと……などを耐え抜いた人というのは、
必ず強く深くなっています。

そして、望ましくなかった経験がむしろ個性となって、
その人を静かに輝かせているものです。」

とても良い言葉です。
曽野綾子さんからまた元気をもらいました。

曽野さんありがとう。(^O^)

最後までお読みくださってありがとうございました。

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中小企業診断士 社会保険労務士 行政書士 

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