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発行日:xxxx年xx月xx日 |
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KKS Mail News Vol.644 2012/07/25 毎週水曜発行
新聞本紙情報も掲載 → http://www.kknews.co.jp/
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2号前の(前篇)の要約。
とあるカフェで榊原は見たのでした。
「トイレ」
という表記の看板を。
その看板は、誰かがトイレに入っている時にライトが点いて、
だれもトイレに入っていない時には、ライトが点かない。
煌々と照らされている
「トイレ」
の看板に、夏の世の虫たちが引き寄せられるがごとく、
トイレ利用者たちは、ことごとく騙されていたのでした(続く)
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◆今週のcontentsは−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
|・今週のKKSブログ人気記事ベスト5
|・Pick it up!! 家庭教育に関する学習機会の提供を!〜文部科学省
|・今週のニュース
|・メルマガ編集日記 「奇妙のシグナル(後編)」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−です◆
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【名古屋・東京・大阪で開催】平成24年度 九州教育旅行説明会
主催/九州観光推進機構、九州7県
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九州新幹線の全線開通とともに、アクセスがさらに向上しました。
同時に、各県をつないだ様々な教育旅行が盛んになり、各県とも
多様な教育旅行を展開しております。それらを一堂にご紹介します。
■名古屋会場:8月7日(火)ホテル名古屋ガーデンパレス
■東京会場 :8月20日(月)アルカディア市ヶ谷
■大阪会場 :8月21日(火)KKRホテル大阪
内容:修学旅行にふさわしい各県の観光地や体験施設紹介や、
学校の事例発表、相談会など
(説明会:13時〜16時 相談会:16時〜17:30)
詳細はこちら<http://kyoiku.welcomekyushu.jp/>
※九州教育旅行ネットがオープンしました
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今週のKKSブログ人気記事ベスト5
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1:電子書籍の認知度は約7割、「利用したい」6割弱、端末は「スマートフォン」
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5932.html
2:学校のICT環境の整備状況と教員のICT活用指導力を調査〜文科省
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/ictict_4.html
3:「高校生価値意識調査2012」が行われます
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5931.html
4:図解で考える方法 魚骨図
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2006/06/post_364.html
5:PC・ネットの学習活用は塾より家庭学習 スマホ利用は専らメール?
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/pc_12.html
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Pick it up 家庭教育に関する学習機会の提供を!〜文部科学省
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文部科学省により、平成23年度「家庭教育支援の効果に関する調査研究」
報告書がホームページ上で公表されています。
この調査は、さまざまな家庭教育支援施策の効果や役割を明らかにし、
今後の施策や取組の推進に役立てることを目的におこなわれました。
「家庭教育学級」などの家庭教育に関する学習機会の提供(講座型)が8地域、
「家庭教育支援チーム」などのチーム型支援(チーム型)が22地域、
「早寝早起朝ごはん運動」が4地域です。
詳しくはこちら↓
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5962.html
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今週のニュース
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【教材】
モバイル学習ツール「受験Brain(PW―GX500)」発売
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5975.html
夏休みのお助け&お楽しみ! 「キッズgoo夏休み特集2012」
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/goo2012.html
480以上の自由研究テーマの紹介、工場見学や宇宙、環境に関するヒントも
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5977.html
【教育よもやま話】
富山県砺波平野の体験学習
http://www.kknews.co.jp/ryokou/2012n/0716_7a.html
群馬県みどり市の体験学習
http://www.kknews.co.jp/ryokou/2012n/0716_7c.html
[新米校長に贈る]学校経営の金言・迷言・独り言(4)
http://www.kknews.co.jp/kenko/2012n/0716_6a.html
献立に新たな広がりみせるスーパー給食
http://www.kknews.co.jp/kenko/2012n/0716_2a.html
東大・中川氏が「生きるの教室」 誰かを思う心を養う ―バイエル薬品
http://www.kknews.co.jp/kenko/2012n/0716_4a.html
鼎談、パネルディスカッション 家庭と食の密接な関係
http://www.kknews.co.jp/kenko/2012n/0716_1b.html
学校施設が排出するCO2の量を瞬時に計算するツールを開発
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/co2_1.html
「小学校算数 活かそう! 使おう! 活用問題づくりコンクール」
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5963.html
未成年のスマートフォン所有率が増加、フィルタリングは軽視傾向
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5965.html
「小学生 夏の節電チャレンジ」がんばりタイムや具体的な方法も、関西電力
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5966.html
「第29回植物画コンクール」〜国立科学博物館筑波実験植物園
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5967.html
高校生アスリートが震災からの復興と経験を作文にするコンテスト実施
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5968.html
新発見!アカトンボはどうして赤くなるの?〜還元型色素により抗酸化状態
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5970.html
夏休み前の通知表、今と保護者の子ども時代で変わったことは?
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5978.html
【行政】
フィルタリング・ルールの周知は広まっている・携帯所持は低年齢化
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5961.html
違法ダウンロードはなぜ悪い?子ども用Q&Aウェブページを文化庁が公開
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/qa_5.html
「暑い季節はホットな科学を」J―PARC、KEKが一般公開されます
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5973.html
国際数学オリンピック、生物学オリンピックで高校生が快挙!メダル獲得
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5974.html
第7回 食育推進全国大会が閉幕 食の喜びで復興を支援―内閣府 横浜市
http://www.kknews.co.jp/kenko/2012n/0716_1a.html
【ICT】
文教市場向けに「InterSafe plus V.8」発売
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5969.html
【イベント】
[夏休み特集]美術館・博物館で夏休みの自由研究
http://www.kknews.co.jp/ryokou/2012n/0716_7b.html
光が動くと影が変わる!影の世界を体験「ひかり・くうかん じっけんしつ」
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5964.html
楽しく「おかね」を学ぶ「親子のためのおかね学習フェスタ」全国で開催
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/5_5.html
8月9日は「野球の日」 ミズノ本社で「グラブづくり」などのイベント開催
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/89_1.html
夏休み時期にさまざまな科学イベント開催〜日本科学未来館
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5971.html
夏休みのイベントに!京急沿線楽しい体験プログラム 三浦半島へ行こう!
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5972.html
先生が子どもに戻って博物館を楽しむ日 教員のための博物館の日開催
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5976.html
北海道、青森県、長野県、広島県、長崎県が「教育旅行5地区セミナー」
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2012/07/post_5979.html
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メルマガ編集日記 〜 奇妙のシグナル(後編)
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しかし、別に誰かがトイレに入っていることを、
それほどことさら強調しなくても良いのではないか。
それとも、応援しろとでも言うのか。
トイレ:「ふぬっ!!!!!!」
外:「頑張って!!」「あと少し!!」「諦めんな!!」「ドンマイ!!」
とか。
全くの余談ですけど、ボディビルディングの大会では、
競技をする側も声を出して気合いを入れてポージングをしており、
さらに観ている側も、声を出して応援するとのこと。
その声援は、多様性に富んでおり、
「でかいよ!」「キレてる!」「ここ勝負だよ!」「グレートケツプリ!!」
など、さまざまあるとのことなのですよ。
その掛け声は、トイレッティング(今、勝手に競技名付けてみた)の
参考になるのではないか。
トイレ:「ふぬぬぬぬっ!!!!!!」
「でかいよ!」「キレてる!」「ここ勝負だよ!」「グレートケツプリ!!」
通じ合う心と心。お通じも爽やか。
下ネタ禁止令発令中。本題に戻ります。
そんな奇妙な看板をみた僕なのですが、何か引っかかる。
看板が、奇妙なんです。奇妙なんですけど・・・。
そもそも、なぜ奇妙に思えるんだろう。
コーヒーを飲みながら、ぼーっと考える。
使用している時に点いて、使用してない時には点かない。
トイレの看板として使われると、とたんに奇妙なロジックになる。
「手術中」とか「ON AIR」という看板だったら奇妙じゃないのに。
結論からすると、それは多分、僕が機能性重視星人だからなんだろうなと。
僕は工学系の出身なので、非機能的な事があんまり好きじゃないんですよ。
だってこの看板、人間の行動の流れを少し考えてみれば、
反対にしなくてはならないって分かると思うんですよね。
「トイレ」という表記が光っていたら、誰しもが思うはずなんですよ。
『あ、あそこがトイレなんだな』と。
『今、トイレに人が入ってるのか』と思う人は、よっぽどのひねくれ者です。
だから、人が入っている時に消えて、
人が入ってない時に点く様にしなくてはならない。
もしくは、看板の表記を「使用中」とかにしなくてはならない。
これが機能的な考えというものです。
問題は・・・僕は考えを進めてみる。
『機能的』というものが、人によって違う、と言うところにある。
『機能的』の境界は、その人が居る場所によって、ずれが生じます。
例えば、暗転。
僕が仕事をしている世界の一つの演劇では、暗転というものがあります。
お芝居の最中に明かりを全て消して、真っ暗にすること。
真っ暗なので、お客さんには何も見えなくなる。
前のシーンの余韻を残したり、ステージ上で見せたくない細工をしたりする。
そんな機能があります。
数年前から、そんな真っ暗の世界に明かりが点くようになりました。
暗転中に、携帯電話でメールや着信をチェックする人がでてきたのです。
これは、興業側としては大問題だったりするのですね。
余韻はだいなし。舞台上で見えてはいけないものが丸見えになる。
つまり、興業側が欲している暗転の機能が果たせなくなっている訳です。
ただ、そのチェックしている人たちには悪気はないんです。
逆に、その人たちは、その人たちなりに気を使ってるんですね。
真っ暗になった。話が進んでない。今こそ携帯をチェックするタイミングだ。
そう考えている。
つまり「真っ暗になる」という暗転の状態に対して、
演劇の興行をしている人たちと、観客の人たちとの間で、
機能のずれが生まれている、ということです。
興業側:前のシーンの余韻を残す。見えてはいけない細工をする。
観客側:話が進んでない小休止。絶好の携帯チェックタイム。
ということですね。
これを「前提知識の違いによる『機能』の差」とすると、
「シチュエーションの違いによる『機能』の差」というのもあります。
例えば、掃除をする。
大切なことですよね。学校では生徒・学生が掃除をしますし、
会社での社員教育の一環として、トイレ掃除を励行する企業もあります。
掃除がなされ、整理整頓されている部屋と、そうでない部屋とでは、
人間の寿命に違いが出てくるのではないかという研究すらあります。
そう考えると、掃除という行為は、奨励されるべきものです。
しかし。
掃除を街中で、公共の物に、勝手に、念入りにやっている場合はどうか。
1964年。東京オリンピック開催に、国中が沸き立っているその時。
銀座の街中に白衣を着て、マスクを付けた団体が、突如現れました。
彼らは、街灯やマンホール、アスファルトなどを、清掃用具を使って
ピカピカに磨いていく。もちろん、周りの人たちはドン引きです。
奇異の目で彼らを遠巻きに見ているだけなのでした。
彼らの名前はハイレッドセンター。前衛芸術のユニットです。
彼らは、一般的には無条件に奨励される「掃除」という行為を、
公共の場で、勝手に、念入りに、徹底的にやった。
これは「首都圏清掃整理促進運動」と名付けられた、
前衛芸術パフォーマンスのひとつでした。
当時の東京は、オリンピックの開催に向けて、
公共空間が、急速に清掃・美化されていく流れになっていました。
それらは、戦後復興の象徴と捉えられ、誰しもが素晴らしい事だと、
前向きなエネルギーとして、誰しもが善として捉えていたわけです。
「復興」「浄化」「国民一丸」はイデオロギーではないのか。
公共という名を借りた、新しい形の国家総動員ではないのか。
ハイレッドセンターは、
全員が白衣とマスクというユニフォームを用いて、
清掃・美化を勝手に、微に入り細を穿ち、徹底的におこなうことで、
そうした批判を行ったわけです。
普段称賛される「清掃」という行為が、そのシチュエーションによって、
批判性を持つアートパフォーマンスという試みに変わった訳ですね。
普段:綺麗にする。整理整頓する活動
ハイレッドセンターの試み:批判性を持ったアートパフォーマンス
さて、何かとややこしくなってきた。
機能と奇妙との狭間はどこにあるのか。
・・・と、結論は出てるんですけどね。
その人が居る場所ごとに、違う、と。
そして、その人が属するグループがもつ大きな狭間の事を、
人は「文化」と呼び習わしてきました。
それらは、外との狭間が大きくなればなるほど強固になり、
時に、外部とあつれきが起こった時に、グループを凝縮させる。
それが外部からみると、奇妙な反応に見えてくる訳ですね
近ごろ問題行動を起こしているとされている団体は、たいていそうです。
具体名を出すとあまりにも差しさわりがあるのですが、
大○とか○電とかです。
外から見ると、一見奇妙に見える彼らの行動は、
彼らからしてみると、合理的、かつ機能的なのだろうなあ、と思います。
バタン
「トイレ」が消えて、スーツの男性が出てきました。
耳に携帯電話を当てて肩で止めて、手をハンカチで拭きながら、
少し大きな声で話をしている。
「・・・はい、それはですね。はい。そうですね。今出先なので、
会社に戻ってからでも良いですか? 資料をもとにお話しした方が、
たぶん良いと思うんですよね。数字をもとにお話しさせていだけますので。
ええ、今からですと・・・そうですね。もう一軒回るところがあって。
1時間半後くらいで。良いですか。ありがとうございます。
すいません、お待たせする形になっちゃって・・・」
男性は、そのまま日が暮れなずんできた街並みへと出て行きました。
1時間半後というと、日はすっかり暮れてしまっているに違いありません。
奴隷制度があったころですら、日が沈めば労働は解放だったんですけどね。
今時なかなか、そんなのは難しい。
これも日本の文化ということかもしれません。
名コラムニストだった故山本夏彦も
「日本人は働くよりほか能のない国民である」
って書いてますし。
さて。
そこはかとなく暗い話となってしまった今回の落ちは何か。
スーツの男性は、何気ない感じに急いで入ってきて、トイレを借り、
何気なくカフェを出て行った、ということなのでした。お茶も頼まずに。
たくましいな、ジャパニーズサラリーマン(榊原)
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