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2015/4/20 95号
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目次:地球白書要約 17−13
去る1月28日に『 地球白書 2012-13:持続可能で心豊かな社会経済を目指して』
(本年2月25日刊)の目次をお伝えしました。今回より、全17章の章別サマリーを
17回にわたり配信致します。尚、末尾のように同書の特別頒布も再開致します。
(次回第14章配信予定日2015年4月22日: 前回第12章配信日2015年4月17日)
<第13章>持続可能な未来を育み発展させる
Growing a Sustainable Future
20世紀、石油化学製品である肥料や農薬を使用し、高収量品種の農作物(商業的栽培種
は約150にすぎない)の生産を支える灌漑取水量の増大に世界中の関心が集中した。この
路線により、農作物の単収は増加したが、「土地と水資源の劣化(地球上の植物が生育
できる地域の約24%は人間が引き起こした土壌劣化の影響を受けている)、生物多様性の
喪失(この1世紀で植物遺伝資源の75%が消失)、環境汚染、温室効果ガスの排出等」の
環境的影響、および「不平等の拡大、貧困層や女性の社会的疎外、気候や経済の激変に
対する地域社会やその構成世帯のレジリアンスの喪失等」の社会経済的影響がもたらされた。
2011年初時点で、世界の7人に1人、およそ9億2500万もの人が慢性的栄養不足状態に
あった。こうした貧困層の多くは、自ら必要とする食料を得るに足る、金銭も生産手段も
所有できない小規模農家か農村の賃金労働者である。しかも、食料価格の高騰や気候変動
による予測不可能な気象といった、飢餓の新たな元凶に直面している。
途上国の5億の小規模農家で生産された食料によって、約20億人が養われている。しかし、
最も食料事情が不安定なのが、同じ小規模農家なのである。実際、栄養不足人口のおよそ
80%は、農村部に居住している。そうした小規模な食料生産者と農業部門の賃金労働者の
多くは女性である。アフリカの一部では、女性は収穫と流通販売活動の60%、貯蔵と輸送
の80%、鍬入作業と除草の90%、基本的食品の加工の100%を担っている。
しかし、信仰・政策・慣習における男女間の不平等な関係と根強い偏見が、総体としての
不平等性を生みだしている。女性は意思決定過程から排除され、多くの場合、土地・水資源・
融資・情報・普及サービスの利用機会がない。
女性は、農林漁業への援助総額の7%しか受けていない。国連食糧農業機関によれば、
男性と同レベルの利用機会が確保されれば、女性の農場の産出高は20〜30%増加し、世界
の慢性的栄養不足人口は12〜17%減少する。さらに、女性が家計の所得を管理すれば、
家族の食料消費、子供の栄養、教育、及び生活全般の改善に、お金が使われる可能性が
高まる事が研究によって示されている。
著者:Monique Mikhail is sustainable agriculture policy adviser at Oxfam.
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ワールドウォッチ研究所
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