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★★★ 【WWJ地球環境メールマガジンEpsilon 】
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2015/4/24 97号
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目次:地球白書要約 17−15
去る1月28日に『 地球白書 2012-13:持続可能で心豊かな社会経済を目指して』
(本年2月25日刊)の目次をお伝えしました。今回より、全17章の章別サマリーを
17回にわたり配信致します。尚、末尾のように同書の特別頒布も再開致します。
(次回第16章配信予定日2015年4月27日: 前回第14章配信日2015年4月22日)
<第15章>生物多様性:「第6の大量絶滅」との闘い
Biodiversity: Combating the Sixth Mass Extinction
1992年のリオ地球サミットで、世界の指導者は、生物多様性条約に合意し、地球の生物
資源を守るための共同誓約を行った。しかし、世界は急速かつ継続的に生物多様性を喪失
している。例えば、ニシクロサイ、カスピトラ、ピレネーアイベックス(ブカルド)の
ように、既に絶滅した例外的な哺乳類ばかりでなく、驚くべき数の動植物が絶滅の危機に
瀕している。パンダ、トラ、ヨウスコウカワイルカのような昔からの、いわば看板種が
野生では絶滅し、繁殖プログラムによってのみ生存しうる状況を迎えるのは、そう遠い
事ではないかもしれない。
生物多様性条約の事務局は、生物多様性の喪失の主要原因として、「生息場所の攪乱」
「乱獲」「汚染」「外来種の侵入」「気候変動」を挙げている。過去数十年間で、人間は
生態系をかつてなかったものに変化させてきた。経済成長を確保し、食料、資源及び空間
に対する需要を満たすために、地球上の多くの自然地域は農林業用地や都市・工業用地等
の人工的環境へと改変されてきた。
2005年の「ミレニアム生態系評価」では、24の生態系サービスのうち、「淡水資源」
「海洋魚の個体数」「清浄な空気や水の供給」をはじめ、15のサービスが減衰している
と評価されている。
生物多様性喪失という深刻な負の影響に加えて、倫理的な観点からも、人間はどの種が
生き残り、どの種が絶滅するかを決める権利を有してはいない。また、生物多様性は人類
中心主義の観点からも重要である。つまり、感動すら覚える豊かな自然の中で、生物多様性
を楽しみたいと望むばかりでなく、人間の必需品である食料・清浄な水・薬・燃料・生物学的
素材等を確保するためには、生物多様性によって生態系を正常に保つ事が必要なのである。
国連環境計画の研究によれば、世界総生産の0.5%を自然資本部門の修復及び保全に
投ずるならば、新たな雇用や富の創出が可能になると同時に、気候変動、水不足の拡大
及び生態系サービスの喪失に関するリスクを最小化できるとしている。つまり、生物多様性
を保全する事は、経済的繁栄を達成する上で根本的な第一歩にほかならない。
著者:Bo Normander is the director of Worldwatch Institute Europe.
▲▼特別頒布▲▼
ワールドウォッチ研究所
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