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発行日:xxxx年xx月xx日 |
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KKS Mail News Vol.690 2013/06/30 今週日曜発行
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先日、街を歩いていると、女の子が僕の前から近寄ってきました。
私のこの、包み込むようなふんわりオーラが人を引き寄せる訳ですね。
彼女ったら、満面の笑顔で何か言いたそうにしてますよ。
「バイト情報誌○○○最新号でーす。うまい棒入ってまーす」
(注:○○○は、少しお高めの時給の仕事を集めたアルバイト情報誌。
そのコンセプト上、肉体労働が多めの傾向有り)
ほう。
君はこの深窓の美少年が成長したような、太宰にも似た苦み走った、
悲劇の薄幸の、病弱色白そうな美青年を見て、肉体労働に向いていると。
そう思ったわけですね。目ん玉洗って出直してきやがれ、この小娘が!!
うまい棒おいしい(もぐもぐ)
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◆今週のcontentsは−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
|・今週のKKSブログ人気記事ベスト5
|・Pick it up!! でんきを消す夜。地球を想う夜がステキになりますように!
|・今週のニュース
|・メルマガ編集日記 「慧眼」
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今週のKKSブログ人気記事ベスト5
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1:STOP!子どもの「熱中症」、STOP!子どもの「おぼれ」〜東京消防庁
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/stopstop.html
2:食育に関する施策を総合的かつ計画的に推進『平成25年版食育白書』
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/25_8.html
3:赤ちゃんの人見知りは「近づきたいけど怖い」心の葛藤
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6528.html
4:図解で考える方法 魚骨図
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2006/06/post_364.html
5:父の日に贈り物をする人は半数以上、「お酒」が人気〜ドゥ・ハウス
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6516.html
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Pick it up でんきを消す夜。地球を想う夜がステキになりますように!
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環境省は、2003年より地球温暖化防止のため、ライトアップや家庭の
照明を消すよう呼びかける「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」を実施
してきており、今年も6月21日から7月7日までの期間「CO2削減/ライト
ダウンキャンペーン2013」を実施すると発表しました。その中で
特別実施日として夏至の6月21日と、7月7日のクールアースデーの両日を、
午後8時からの2時間ライトアップや照明灯の一斉消灯を呼びかけています。
詳しくはこちら↓
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6535.html
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今週のニュース
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【教材】
短期間で2ケタ×2ケタの暗算をゲーム感覚で習得!『ゴースト暗算トレーナー』
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6546.html
「くまモン」をデザインした5ミリ方眼ノートやファイル、新発売
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6545.html
くらべてちがいをおさえる!理科、社会の図鑑型教材を刊行〜旺文社
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6550.html
女の子が大好きなピンクを集めたジェルボールペン!『サラサクリップ ピンクシリーズ』を発売
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6553.html
【教育よもやま話】
子どもの読む・考える・伝える力を育む「第3回未来をつくる学びテスト」
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6536.html
日本テクノエコカレンダーキャッチコピー募集中/6月28日まで
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/628.html
「中学校・高等学校における理系進路選択に関する調査研究」最終報告書
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6539.html
「海とさかな」自由研究・作品コンクール さかなの作品・研究を募集中
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6540.html
警備業務の職場体験プログラム「セキュリティの最前線」、夏休みに開催
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6541.html
「みんなの個性、みんな大切」〜日清製粉の子ども絵画コンクール
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6542.html
「全国高等学校文芸コンクール」が、開催されます
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6544.html
小学生未満の子どものスマホアプリ最新事情〜タカラトミーエンタメディア
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6548.html
世界文化遺産登録記念「3776円」日帰りプラン【箱根ホテル小涌園+ユネッサン】
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6551.html
【行政】
2020年までに日米間の留学生交流数の倍増を目指す カルコン報告書
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6537.html
避難所・学校を真に安全な場所に 学校施設の防災力強化プロジェクト公表
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6543.html
【イベント】
世界にたった1台のオリジナルパソコンを作ろう!〜パナソニック
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/1_27.html
憧れの仕事体験!「阪急阪神 ゆめ・まちチャレンジ隊2013」参加者募集中
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/_2013_1.html
ITについてしくみを学んだり体験する小学生対象のイベント開催
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/it.html
水のふるさと、ダムを探検しに行こう!「親子ふれ愛・水源地探検ツアー」
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6549.html
小学5年生から中学3年生を対象に首相官邸の特別見学を実施
http://www.kknews.co.jp/wb/archives/2013/06/post_6552.html
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メルマガ編集日記 〜 慧眼
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で、僕はこの時、両手に荷物を持っていて、
この○○○を受け取るのにちょっと苦労したのです。
左手に大きな鞄、右手には重量物が詰まったビニール袋。
要は両手いっぱいの重い荷物を、必死になって運んでいたわけですよ。
そこに
「○○○最新号でーす。うまい棒入ってまーす」
などと、いくら可愛らしい笑顔でいわれても、
その素敵な口角にも、むかっ腹しか立たないというもの。
その笑顔に16文キックを喰らわす位の事しかできないじゃないですか。
けれども幸か不幸か、僕には女の子にそんなことする趣味はありません。
人を見て法を説けと言いますが、この21世紀の日本においては、
人を見て物を配れ、と言い変えた方が良いのではないか。
というより、ティッシュ配り・小冊子配りの人たちには、
そういう心配り的な教育を施した方がよいのではないか。
問題意識を持つことで、人の意識って変わるもんですよね。
次の日に街を歩いていたら、その答えがふいに飛び込んできた。
「まずはお客さまとの距離を見定める」
「相手の歩幅を観て、自分のところにお客様が進んできたときに、
どちら側の手が前にくることになるのかを考える」
「自分の居る側の手が前に来る場合は、そのまま、
お客様の手が前に出てくるタイミングで、
その手の高さにティッシュを差しだす」
「自分のいる側と反対側の手が前に来る場合は、
さりげなく一歩引く。引いて調整する。一歩踏み込んじゃだめ。
警戒を引き起こさないで、お客様の歩みの邪魔もしないで」
大学生でしょうか。
新人の男の子のティッシュ配りさんに対し、社員さんなのか、
先輩のバイトさんなのか、20代半ばに見える女性が、
そのノウハウを熱く語っている。
やってるんだ。やっぱり、そういう現場実践的な教育って。
そう言えば。
女性に高額バイトの冊子を配るために、二人組で動くという
ノウハウを使っている人たちが居たのを思い出しました。
以前、ここでも書いたことがあるのですけれど、
覚えている方も少ないと思いますので、ざっと説明しときます。
いきなり女性向けの高額バイトの冊子を配ろうとすると警戒される。
そこで、その二人組は、まず一人目がティッシュを配るんです。
ティッシュは受け取ってくれる女性が多い。何かと使いますからね。
そして、そのティッシュを渡した直後、すぐさま二人目が冊子を配る。
女性は受け取っちゃうんですよ。直前にティッシュ受け取ってるから。
これは、古典的な心理学の知見である「一貫性の原理」を応用した、
「フットインザドア」という営業テクニックの展開例です。
「フットインザドア」とは、
まず、小さなお願いを聞いてもらったあと、
「ついでといってはなんなのですが」
という風に、すぐに少し大きなお願いをする。
いきなり大きなお願いをするより、小→大という段階を踏んだ方が、
お願いを聞いてもらえる確率が上がる。これが「フットインザドア」。
この例でいえば、ティッシュ→高額バイト冊子という段階を踏む。
古典も古典。ベタと言って差し支えないテクニックです。
一方、今回の、手の動きに合わせてティッシュを差し出すことで、
お客さんが自然に受け取れるような動きを演出することにより、
ティッシュを受け取ってもらえる確率を上げるテクニック。
これは「アイトラッキング」の一種の応用例と言えそうです。
「アイトラッキング」とは、複数の学問にまたがって
使われる視線測定技術のこと。視線の動きを詳細に調査することで、
その動きと人間の意思決定機構との関連性を調査・応用するという
試みが、色々なジャンルに渡って行われています。
販売のジャンルに限ってアイトラッキングの成果を端的に言いますと、
自販機や商品陳列棚は、その商品のおいてある高さや位置で、
売れ方が明らかに変わるんです。そりゃもう、面白いくらい。
基本的には、視線が自然にいく位置にあるものほど売れる。
要は、視線という些細なレベルですら、労力をついやさせないものほど
売れるんですね。
だから、受け取る人の
「進行を邪魔しないで」
「お客様の手が前に出てくるタイミングで」
「その手の高さにティッシュを差しだす」
ことが大切になってくるわけです。
ティッシュを受け取るための労力をできるだけ低下させるために。
僕は、男の子と女性の会話の一連のくだりを、通りすがりに聞きながら、
世の中、業界ごとに色々なノウハウがあるもんだな、と感心したのです。
とはいえ、昨日の女の子が、同じ街中で、両手のふさがった僕に対し、
満面の笑顔で「○○○」を渡そうとしてきたところをみると、
事例に則したノウハウというのは、さほど業界で強力に共有される
ものでもなさそうではある。
いや、だって、どう見たって受け取れないでしょ。
左手に鞄、右手に袋。両手は重みで、だらんと真下。
そんな人間に冊子を渡そうってったって、渡せるわけがありません。
ノウハウが共有されないのは、もったいない事のような気がする一方、
「フットインザドア」「アイトラッキング」のことを知っていれば、
鋭い人なら自分なりに開発できるノウハウたちのような気もする。
つまり、共有しなくても、素養があれば自分で気付ける事柄というか。
どっちがいいんだろう?
ノウハウを個別に教授した後、体化させるまで人材を鍛え上げるのか。
体系化されたものを研鑚し、ノウハウを作れるような人材とするのか。
この辺、「教育」ではずっと悩みどころの一つになのだろうなあ。
そんなよしなしごとをふと思った、2013年の初夏なのでした。
・・・といった所で、今回の謎ときをし、文章を締めたいと思います。
「○○○最新号でーす。うまい棒入ってまーす」
左手に鞄、右手に袋。両手は重みで、だらんと真下。
僕は一体、どうやってうまい棒(○○○)を受け取ったのか。という事。
重い荷物を汗だくで運んでいる僕に対して、
女の子のその満面の笑顔は凶器以外の何物でもありませんでした。
かわいさ余って、憎さ百倍。もうむかっ腹しか立ちません。
両手がふさがってた僕は、その笑顔に16文キックを喰らわす位の事しか
できないものの、幸か不幸か、僕は女の子にそんなことする趣味はない。
どうしたか。
「○○○」を口で受け取り、満面の笑顔をしかえしてやりました。
16文キックよりは、良いタイプのダメージを与えられたと信じている。
(よくよく考えると、肉体労働のバイト情報が多めの情報誌「○○○」を
僕に渡したのは、彼女の慧眼のなせる技のような気もしている榊原)
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